ビートたけしという他に類を見ない天才を30年以上、間近で見続けてきた。各界の傑物たちの知られざるエピソードを記録したノンフィクションも手がけている。人の本質を見抜く洞察力には誰もが一目を置く芸人、水道橋博士。「天才」を語らせたら、この人の右に出る者もそうはいないだろう。 「このテーマは面白いよねえ。一度話し始めると止まんないよ」 そうつぶやきながら博士はニヤッと笑った。芸能界きっての人物批評家による「天才論」がここに始まる。 「これはかなわない。モノが違う」ダウンタウンという衝撃 ――今日は「天才」について伺えればと思います。 博士 ちょうどいま「メルマ旬報」(水道橋博士が編集長を務めるメルマガ)で落語家の立川談慶さんに『アマデウスの噺』という、まさに天才論を連載してもらっているんですよ。「アマデウス」というのは、同時代にアマデウス・モーツァルトという天才がいたために人生を狂わされたという
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