「コインチェック事件は北朝鮮ハッカーが関与しているのか?」 国連安全保障理事会の専門家パネルは今年3月、ロシアのセキュリティー企業の調査リポートを引用する形で、約580億円の暗号資産(仮想通貨)が盗まれた「コインチェック事件」に北朝鮮ハッカーが関与したことを示唆する報告書を一度はまとめた。ところが9月5日に公表された新たな報告書からは、コインチェックの文字が消えた。なぜなのか。 「北朝鮮説」に以前から疑問の声 暗号資産の交換業者コインチェック(東京)で、約580億円の暗号資産がわずか19分あまりのハッキングで盗まれたのは2018年1月。盗んだハッカーは何者なのか、長らく不明のままだった。そこに飛び込んできたのが、3月の報告書だ。 報告書には、ロシアのセキュリティー企業「グループIB」がまとめたリポートが引用されていた。それによれば、北朝鮮のハッカー集団「ラザルス」が主に韓国の暗号資産交換所
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