オーストラリアで行われた鬼才ブライアン・イーノの特別インタビュー! シドニー・オペラハウスで行われた「Vivid Sydney」の音楽プログラム「Luminous」※のキュレーターとして、彼はすべてをやり尽くせたかもしれない。だが彼が最も愛するものは、制限された環境だ。 「Luminous」のパフォーマーはどのような基準で決めましたか? 条件は2つあった。私の希望と、ブッキングが可能なことだ。 では、美意識が最優先というわけではないのですね? いや、美意識はあった。一貫して優先させた美意識は「私が好きなもの、または見たいもの」。私が最先端だと思える音楽か、その他の興味を持ったカタチの音楽だと思うもの。私にとってパイオニアだと思えるものなんだ。 では、80年代のシンセサイザーのリバイバルを売りにしているといわれているレディトロンもパイオニアだと言えますか? なるほど、面白
ニュータウンの現在 「ニュータウン世代の新言語」というテーマで原稿の依頼をいただいたのだが、おそらく僕(1981年生まれ)の同世代では、ニュータウンと言っても具体的なイメージを持てないという人も多いだろう。簡単に個人史を語っておくと、僕は、幼稚園から小学校卒業にかけての約10年間を京都のあるニュータウンで過ごした。とはいえ、1980年代半ばから1990年代前半にかけてのその時期においては、ニュータウンにはすでにシンボリックな意味合い──先端的なアメリカン・ウェイ・オブ・ライフの象徴というような──は乏しく、ただ、収入や親世代の年齢の近いひとたちが集まるばかりの均質的な空間になっていたように思う。その均質さは、僕を含めたクラスの子どもたちの間にどこか神経症的な空気を生み出していて、一種独特の思い出もあるのだが、今それについて詳しく書くのは止めておこう。 現在のニュータウンということで言えば、
連合赤軍を描いた問題作『レッド』が話題を呼んでいる エロ漫画家・森山塔としてデビューし 以降、一貫して「エロ」をテーマに過激な性描写を描き 作品を生み出し続けてきた山本直樹 そんな彼がなぜ今、連合赤軍を描くのか―― (インタビュー・撮影/北村ヂン) ●「面白」が一番偉いっていうこと ――まず、漫画を描いたり何かを表現したいという意識を持ったのはいつ頃だったんですか。 漫画を描こうと思った時期はわりとよく覚えているんですよ、大学2年の11月くらいかな。それまでも漫画は大好きだったんですが、ただマニアックに読んでただけだったんですよね。ちょうど、当時ニューウェーブって呼ばれてた漫画の出始めで、一番面白い時期だったんですよ。萩尾望都や大島弓子、山岸涼子。それから吾妻ひでお、大友克洋なんかをすごい読んでいて、酒を飲んでは漫画の話ばっかりしていました。そうしたら友達が「そんなに漫画が好きなら自分で描
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