国際宇宙ステーションに滞在している日本人宇宙飛行士の大西卓哉さんは、日本時間の23日午後8時半ごろ、国際宇宙ステーションに接近したアメリカの宇宙輸送船をロボットアームでキャッチすることに成功し、今回の滞在中の重要な任務のひとつを無事に果たしました。 「シグナス」6号機は、食糧や実験装置などを載せて今月17日にアメリカ・バージニア州から打ち上げられ、日本時間の23日午後8時には、高度400キロ付近を飛行している国際宇宙ステーションまであと30メートルの距離に到達しました。 「シグナス」は、その後、ゆっくりとしたスピードで接近し、あとおよそ10メートルとなった午後8時28分、大西さんがロボットアームを使ってキャッチすることに成功しました。キャッチの瞬間の映像は回線のトラブルで届きませんでしたが、大西さんが音声で「キャッチを完了しました。とても美しい機体でした」と、英語で管制室に連絡していました