米国再生をかけてオバマ政権が発足した。紙誌やテレビの識者のコメントでは、今後の日米関係について、「対等な立場で新時代を築こう」「これを機にアジアのパートナーとして積極的に打って出よう」と何度唱えられたことだろう。覇権国とのつき合いなどそもそも完全に対等になるわけがないとの見方もあろうが、少しでもより健やかな関係を目指すなら、外交レベルでも民間でも、アメリカ人に対してイギリス英語を使用するようにしてはどうか。 米国で日本人がイギリス英語を使うと、空港の入国審査を皮切りに、なにかと「イギリス英語をしゃべるんですね」と声をかけられ、「なぜ?」と問われることすらある。つまり向こうは、かつての占領国の人間なら米語をしゃべって当然だと思っているようなのだ。ちなみにEU諸国の教育カリキュラムではイギリス英語が主流だが、聞くところによると北欧では小中学校から英米どちらかを選択できるそうである。 日本人がア