広島河内貴哉投手(30)が、5年ぶりの1軍昇格を果たした。23日ソフトバンク戦(福岡ヤフードーム)の試合前練習から合流。22日の夜に1軍昇格の知らせが届き、「ビックリしたけど、うれしい気持ち。長かったと思うけど、手術をしてよかった」と喜びを語った。08年に左肩を手術し、10年からは育成契約となり、今月18日に支配下登録されていた。替わりに、江草仁貴投手(31)が登録を抹消。また、会沢翼捕手(24)に替わり、岩本貴裕外野手(26)が出場選手登録された。
広島河内貴哉投手(30)が、5年ぶりの1軍昇格を果たした。23日ソフトバンク戦(福岡ヤフードーム)の試合前練習から合流。22日の夜に1軍昇格の知らせが届き、「ビックリしたけど、うれしい気持ち。長かったと思うけど、手術をしてよかった」と喜びを語った。08年に左肩を手術し、10年からは育成契約となり、今月18日に支配下登録されていた。替わりに、江草仁貴投手(31)が登録を抹消。また、会沢翼捕手(24)に替わり、岩本貴裕外野手(26)が出場選手登録された。
広島がジオ・アルバラード投手(33)との契約を更新しないことが5日、分かった。来季も残留するバリントン、サファテ、さらに補強を検討している中継ぎ投手が加わると、ジオは助っ人投手4番手扱いになり、登板機会が激減するための処置。マイク・シュルツ投手(31)もこの日までに退団が決定。日米を含め、他球団移籍を探ることになる。 ジオが来季、カープのユニホームを着ることはなくなった。球団は来季の外国人選手について検討を進めているが、その中でジオがシュルツとともに構想から外れた。 来日2年目のジオは開幕5戦目に先発したが、試合中に左太もも裏を痛めリタイア。6月に復帰も不調で2軍落ちした。7月に再度復帰後は1軍に定着し、シーズン終盤に安定感のある投球を見せて3勝7敗、防御率2・72の成績を残した。 2シーズンで12個のボークを犯すなど日本野球への対応に苦労しながらも「2年いてようやく日本の野球にも慣れてき
<日本シリーズ:ロッテ3-4中日>◇第4戦◇3日◇千葉マリン 中日落合博満監督(56)の執念采配が、ロッテの5年ぶり日本一の王手を阻止した。延長10回に無死二、三塁のサヨナラ負けの大ピンチを迎えたが、1死後から満塁策を敷くと、左の福浦に対して右腕浅尾から左腕高橋にスイッチした。福浦の打球は三塁ベース上へのライナーとなったが、守備固めに入ったばかりの堂上直が好捕してベースを踏み、併殺に仕留めた。窮地を脱した勢いに乗り、直後の攻撃で勝ち越して通算成績を2勝2敗のタイに戻した。 がけっぷちだった。延長10回1死満塁。絶体絶命のピンチでマウンドを託された高橋は打席の福浦にカウント2-3とした。誰の頭にもロッテの王手がよぎった。8球目。高橋はじっと白球を見つめると覚悟を決めて腕を振った。福浦のハーフライナーは三塁堂上直の正面へ。捕って、目の前のベースを踏んだ。併殺だ。ピンチは一瞬で消えた。高橋はガッ
<ヤクルト2-9広島>◇9日◇神宮 広島のベテラン前田智徳外野手(39)が、試合を決定づける一打を放った。7回2死満塁のチャンスに代打で登場。ヤクルト由規の152キロのストレートを右中間にはじき返す走者一掃の3点二塁打。9回には木村にもプロ初アーチが飛び出すなど、打線が11安打9点をたたき出し、エース前田健を強力援護。久々に投打がかみ合い、会心の勝利を挙げた。 その瞬間、前田智の鋭い眼光が、マウンド上のヤクルト由規をにらみつけた。2点リードの7回2死満塁。4番栗原の代打で登場。3球目、由規からインハイに155キロの剛速球を投げ込まれた。のけぞってよけた前田智は、一瞬、マウンド方向へ目をやったが、再び静かに打席に入り直す。直後の4球目、今度は152キロのストレートが真ん中低めへ。バットを一閃(いっせん)させると、打球は右中間を深々と破った。走者が次々とホームを駆け抜ける様子を見届けながら、前
広島高橋建投手(41)が8日、今季限りでの現役引退を表明した。広島・廿日市市内の大野練習場での3軍練習に参加。屋内総合練習場内で軽くキャッチボールをしたあと、大竹らとゴロ捕球で調整。「年齢でもあり、体力でもあり、メンタルでもあり、トータル的にプロ野球選手としてマウンドに立てる状態じゃない」と話すなど、心身両面での限界を口にした。 米大リーグ・メッツから復帰した今季は25試合に登板し4勝5敗、防御率9・40。4日に鈴木清明球団本部長と話し合いを行い、熟慮した結果、日米通算16年の現役生活を終えることを決断した。「短かったような、長かったような。素晴らしい経験ができた。感謝の気持ちでいっぱい。プロは最高の舞台だった」と言う表情は晴れやかだった。 29日の横浜戦(マツダスタジアム)で引退セレモニーが行われる。8月28日のウエスタン・オリックス戦(由宇)で1回を投げて以来、実戦から遠ざかっているが
広島高橋建投手(41)が今季限りで現役を引退することが7日、明らかになった。米大リーグ・メッツから古巣復帰した今季は開幕から1軍でプレーしたが、救援で好成績を残せず、6月21日に出場選手登録を抹消されてから2軍暮らしが続いていた。心身両面で完全な状態に戻らず、決断を下した。すでに球団にも申し入れている。来季の戦力構想から外れていることもあり、日米通算16年の選手生活に別れを告げることになった。 カープの一時代を築いてきたベテラン左腕がユニホームを脱ぐ。メジャー挑戦したメッツから古巣に復帰した高橋は今季、リリーフの一角として期待された。開幕1軍メンバーに入ると、3月28日の中日戦(ナゴヤドーム)から10試合(9回2/3)連続で無失点を記録するなど順調に発進した。 シーズン序盤はサヨナラ勝利で4勝をマークし、メジャー仕込みの投球術で話題を集めた。しかし、5月に入ると好不調の波が激しく、6月21
<広島5-4阪神>◇3日◇マツダスタジアム ベテランがいぶし銀の活躍を見せた。広島石井琢朗内野手(40)が、2点を追う6回2死満塁で、粘ってレフト前へ同点2点タイムリーヒット。嫌な流れを断ち切る一打で打線の奮起をうながし、7回広瀬の逆転決勝2点打を呼び込んだ。1歳年上で、打者と捕手として長年対戦してきた阪神矢野燿大捕手(41)が引退を表明したこの日、石井がベテラン健在を見せつけた。 目の前で代打・前田智が敬遠された。2点を追う6回2死満塁。打席に入る石井は「前田くんの後は打ちづらいですよ(笑い)。あれだけの大声援で盛り上がった後ですからね。前田で勝負してくれって願ってました」と話したが、ベテランは落ち着いていた。そして燃えていた。 阪神久保に対してカウント2-3。追い込まれても必死でボールに食らいつく。ファウルで3球粘った9球目、外角のストレートをレフト前へきれいに打ち返し、走者2人をホー
<巨人1-4広島>◇6日◇東京ドーム マエケンが笑った。広島の前田健太投手(22)が巨人打線相手に8回7安打1失点の力投で、巨人東野に並ぶハーラートップの12勝目を挙げた。前回対戦した7月30日には、6回に一挙7点を奪われて大逆転を許して悔し涙を流したが、見事にリベンジを果たした。 天谷の架けた弾道が右翼席に達し、嶋のアーチが右翼ポールを直撃しても、笑顔は見せなかった。6回に2本塁打で3点のリード。前田健に気の緩みは寸分もなかった。「この前も5-1でひっくり返されて、この前と同じ打順。この回が勝負…」。汚名返上に燃える一心だった。 「魔の6回」に立ち向かった。2安打されていた先頭松本を見逃し三振に抑えると小笠原にも力勝負の内角速球で右飛に料理。35本塁打のラミレスにはスライダーでバットの芯を外して二飛に片づけた。前回登板の7月30日には同じ松本からの打順で、代打エドガーにプロ初の満塁弾を浴
09年度の全国高校サッカー選手権で準優勝した青森山田のGK櫛引政敏(17=3年)が、来季J1清水入りすることが1日、分かった。関係者によると、近日中に仮契約を結び、加入内定が発表される見通し。J1鹿島入りが内定しているMF柴崎岳(3年)に続き、同校通算19人目のJリーガーが誕生する。 柴崎とともに青森山田中時代から高等部の練習に飛び級で参加していた逸材だ。1月の選手権準決勝・関大一(大阪)戦では、PK戦で3本ストップし、青森県勢初の決勝進出に導いた。決勝は山梨学院大付に敗れたものの、大会後に日本高校選抜として欧州合宿に参加。現在はU-19日本代表候補に名を連ねる。 2月の仙台のキャンプ招待を皮切りに横浜、神戸の練習にも参加した。清水には3月に招待された。複数のJ1クラブから獲得を打診されたが、熱心な清水に一本化。4月にU-19代表合宿で静岡を再訪した際も「すごく暖かくて、びっくりしました」
<オリックス2-8広島>◇19日◇京セラドーム大阪 2年ぶりに先発出場した広島前田智徳外野手(38)が、快勝を呼び込んだ。オリックス戦に「5番DH」で出場。08年7月25日以来のスタメンで5打数2安打と健在ぶりを示した。左翼席のカープファンから拍手と大歓声が起こった2回の第1打席、先発小松の内角高め直球を振り抜き、右翼線へライナーで運ぶ二塁打。チーム初安打で打線を乗せた。 活気づいた打線は、3回に石原の3号ソロで先制。4回に3点、6回にも4点を加え、11安打8点の猛攻で大勝。前夜大敗した借りを返した。前田智は「勝ったのが何よりじゃ。それが一番。ワシが出て負けるのはあかんやろ」と振り返った。 ベテランの気迫は最後まで衰えなかった。5回打席に立ち、9回には、中前へ抜けようかという当たりを二塁手後藤に好捕されたが、全力疾走で内野安打に。過去にアキレス腱(けん)を手術し、昨季は腰痛から相次ぐ下半身
<広島2-6日本ハム>◇16日◇マツダスタジアム 広島がまたも、投壊で敗れた。1点先制した直後の2回、先発今井啓介投手(22)が金子誠に逆転2ランを浴びて降板。2軍に降格した。先発陣が序盤に崩れて負けるパターンは相変わらずで、野村謙二郎監督(43)も「策を練らないといけない」と断言。この日、育成選手のディオーニ・ソリアーノ投手(27)を支配下登録することも決定。チームは今季最多タイの借金9に膨れ、2軍戦で好投を重ねる左腕が先発候補に浮上した。 目を覆いたくなるような惨状がまたも展開された。白昼のマツダスタジアム。1点先制した直後の2回に暗転する。2死二塁。今井が投じた甘い直球は、日本ハム金子誠のえじきになった。フルスイングで仕留められ、ライナーでバックスクリーン左へ。悪夢の逆転2ランを浴び、野村監督も早々と見切りをつけた。 「同じことの繰り返し。ストライクが入らず、2死だけど(ストライクを
広島マイク・シュルツ投手(30)が16日、腰痛のため、出場選手登録を抹消された。14日に広島市内の病院で診察を受けていた。石井チーフトレーナーは「とにかく様子を見ます。休まないといけないですから」と説明。早ければ、17日にも再検査を受ける予定で、全治期間などを判断する。今季は抑えとして活躍し11試合に登板して1敗7セーブの成績だった。大野ヘッド兼投手コーチも「いま(1軍に)いる人で、固定せず、やっていくしかない」と説明。永川勝も3軍調整中で、当面は守護神を立てず、救援陣総動員で戦う方針だ。 [2010年5月17日11時57分 紙面から]ソーシャルブックマーク
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