すべてを削除する『rm -rf /』 Linuxに限らず、UNIX系のオペレーティングシステムであればシステムを簡単に壊すコマンドとして『rm -rf /』が知られている。これは、文字通りファイルシステム上のファイルを全部削除するコマンドだ。 現在使われているファイルシステムにはさまざまな保護機能が用意されているため、完全にすべてのファイルが削除されるわけではない。だが、システムとして動作するために必要となるファイルは削除されてしまうため、システムとしてはまともに機能しなくなる。 そこで今回は、日本でも人気の高いUbuntu Desktopの最新版である「Ubuntu Desktop 18.04 LTS」でこのコマンドを実行してみる。 Ubuntu Desktop 18.04 LTS rootユーザーで「rm -rf /」を実行すると、次のようにこの操作は危険だという旨が表示されてコマンド