樹液が固まって化石化した琥珀(コハク)は、古生物学者にとってのタイムカプセルです。 普通の化石では軟部組織が分解されて残りませんが、琥珀は太古の昔の昆虫や植物を生きた姿のまま保存してくれます。 映画『ジュラシック・パーク』でも、物語の鍵となったのは琥珀に保存された蚊の血液でした。 そんな琥珀に関する面白い発見が2016年にありました。 ミャンマーの市場で売りに出されていた琥珀のアクセサリー。植物の入った琥珀として売られていましたが、市場を訪れた研究者がこれを購入して調べたところ「恐竜の尻尾」だと判明したのです。 確かに羽毛のようにも見えますが、これは一体どんな恐竜の尻尾だったのでしょうか?