わたしはジャズがわかるとは言い難い。20歳ごろまで、なにがジャズだ、と反感さえもっていた。それがあることがきっかけで、ジャズを聴くようになった。大したファンではない。しかしこの映画は、映画としてじつによくできている。 なぜか『ステキな金縛り』だけが突出 今回借りた5本のなかで、一番おもしろかったのが『BLUE GIANT』だったということは(あくまでも、わたし個人の感想だが)、日本映画の不調を示している。いや、外国映画も含めた映画全般、といってもいい(『トップガン マーヴェリック』は、なぜあんなに人気があったのか。さっぱりわからない)。 ここ数日で、三谷幸喜監督の映画を6本まとめて見た。 『THE 有頂天ホテル(2006)』、『ザ・マジックアワー(2008)』、『ステキな金縛り(2011)』、『清須会議(2013)』、『ギャラクシー街道(2015)』、そして『記憶にございません! (201