Effective Javaは「一人前」のJavaエンジニアになるために避けては通れない書籍だと思います。特にアプリケーション基盤のコードや公開APIを作るような立場にいるエンジニアは、この書籍に書かれてあることを把握していないと、まともなものを作れません。 素晴らしい書籍だということは言うまでもありませんが、一方で「要するにこういうことだよね」という理解をしづらい書籍であるとも感じます。 その原因は、おそらく以下のとおりでしょう。 表現が回りくどいです。 全部で90の項目がありますが、項目内の構造が分かりづらいです。 コード例が必要以上に複雑な場合があります。 内容の本質そのものはあまり難しくないのに、こういった理由でこの書籍の敷居が上がるのは、何と言うかもったいないと思います。 そこで、本記事では(ほぼ)全項目について、できるだけ「読みやすい日本語」で内容を説明してみたいと思います。