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"behavioral economics"の検索結果1 - 10 件 / 10件

  • RIETI - 行動経済学の光と影 期待過剰は信頼失墜もたらす

    2002年にノーベル経済学賞を共同受賞した心理学者で米プリンストン大学名誉教授だったダニエル・カーネマン氏が3月27日、90歳で亡くなった。行動経済学を切り開いたことで世界的に著名な研究者だった。 米ジャーナリストのマイケル・ルイス氏は、カーネマン氏を世界的な「人間の間違いについての権威」と表現する(1)。米国で行動経済学のコンサルティングに携わる研究者、相良奈美香氏がたたえるように、その研究は人の意思決定に対する社会の理解を根本から大きく変えた(2)。 ルイス氏によると、ユダヤ人であるカーネマン氏は、第2次世界大戦時の壮絶なホロコーストを命からがら生き延び、幼い頃から誰も信じてはいけないと教えられていた。自分の記憶さえ信じなかった。「14歳という年齢にして、ダニエルは少年というよりも、少年の体に閉じ込められた知識人だった」。ルイス氏は、カーネマン氏の友人のこんなコメントを紹介している。

    • 【訃報】心理学者・行動経済学者のダニエル・カーネマン氏が90歳で死去、行動経済学の発展に貢献しノーベル経済学賞を受賞

      by nrkbeta 「すべての経済的意思決定が厳密に合理的であるとは限らない」という理論を提唱した心理学者・行動経済学者のダニエル・カーネマン氏が、2024年3月27日に90歳で亡くなりました。 Best-selling psychologist and Nobel economist Daniel Kahneman dies at 90 : NPR https://www.npr.org/2024/03/27/1241206604/thinking-fast-slow-psychology-behavioral-economics-daniel-kahneman-obit-nobel Daniel Kahneman – Biographical - NobelPrize.org https://www.nobelprize.org/prizes/economic-sciences/20

        【訃報】心理学者・行動経済学者のダニエル・カーネマン氏が90歳で死去、行動経済学の発展に貢献しノーベル経済学賞を受賞
      • They Studied Dishonesty. Was Their Work a Lie?

        An observer said, “We were, like, Holy shit, there are two different people independently faking data on the same paper.”Illustration by Bryce Wymer The half-bearded behavioral economist Dan Ariely tends to preface discussions of his work—which has inquired into the mechanisms of pain, manipulation, and lies—with a reminder that he comes by both his eccentric facial hair and his academic interests

          They Studied Dishonesty. Was Their Work a Lie?
        • 追悼 経済学に心理学を組み入れたダニエル・カーネマンの足跡

          この記事の3つのポイント 行動経済学を切り開いた心理学者、ダニエル・カーネマンが亡くなった 「プロスペクト理論」の論文は、経済学の一流学術誌で史上最も引用された カーネマンは米カリフォルニア大学バークレー校で行動経済学研究を展開した ダニエル・カーネマンが2024年3月27日に亡くなった。カーネマンは、1961年に米カリフォルニア大学バークレー校(以下、バークレー)で心理学の博士号を取得した、心理学者および行動経済学者である。なお、バークレーでの作法に従い、本稿において敬称は省略する。02年に実験経済学者であるバーノン・スミスとノーベル経済学賞を共同受賞した。カーネマンの授賞理由は「心理学を経済学に組み入れた貢献、とくに不確実性下での個人の意思決定における貢献」である。 行動経済学の中心地、バークレー 筆者は2017年にバークレーで開かれた「Celebration of 30 Years

            追悼 経済学に心理学を組み入れたダニエル・カーネマンの足跡
          • 「行動経済学は死んだ」のか【行動経済学15】 - やさしいビジネススクール

            「行動経済学は死んだ」のか【行動経済学15】 前回で一応の内容としての最終回ではありましたが、本日は特別編としまして、世界的な議論となっております「行動経済学は死んだのか」という話につきまして、私(中川功一)なりの見解をお伝えさせていただきます。 行動経済学は死んだ 世界的な反響を呼んでいるエッセイがあります。ジェイソン・フレハさんという方なのですが、行動科学の実践側の第一人者とされる人です。アメリカ最大の小売りチェーン・ウォルマートで、行動科学チームのグローバルトップを務めていらっしゃる方です。 この人は、行動科学(行動経済学を含む、様々な人の行動や心理に関する科学的知見)を使ってマーケティングに応用するという仕事をしていたんですけども、そんな中でも、行動経済学というものは本当に力になっているのかといえば、私はノーじゃないのかなと思うと、そのような発言をしているんです。 こちらの「The

            • 第152回 損失は利得より約2倍大きく感じる?!―損失回避性とは | 日本生命保険相互会社

              第152回 損失は利得より約2倍大きく感じる?!―損失回避性とは 2022年10月11日 損失回避性とは リスクがある状況の中での人々の行動パターンをモデル化した有名な理論に、「プロスペクト理論」があります。プロスペクト理論は、2002年ノーベル経済学賞受賞者であるダニエル・カーネマンと、エイモス・トベルスキーによって提唱されました。2017年にノーベル経済学賞を受賞したリチャード・セイラ―は、プロスペクト理論の特徴である「損失回避性」を、行動経済学で最も重要な概念のうちの1つとして挙げています(※1)。では、この損失回避性とはどのような特徴なのでしょうか。 次のようなくじを想定してみましょう。 このくじは、50%の確率であたりがでて、50%の確率ではずれがでます。 あたりが出た場合は200万円もらえますが、はずれが出た場合は100万円を支払わなければなりません。 あなたはこのくじに参加し

              • 世界金融危機以降の経済政策思想を振り返る(1)新自由主義への不満の高まり | 研究プログラム | 東京財団政策研究所

                Review 経済・財政、環境・資源・エネルギー 世界金融危機以降の経済政策思想を振り返る(1)新自由主義への不満の高まり August 29, 2023 経済政策 財政政策 金融政策 歴史 気候変動 R-2023-040-1 筆者は過去約2年間にわたって、ポスト・コロナ時代の経済政策レジームがどのようなものとなるかについて考察を重ねてきた。幸いにして一時期世界に大きな衝撃を与えたコロナ禍自体は概ね終息するに至ったが、未だ「ポスト・コロナ時代の経済政策レジーム」について明確なイメージが浮かび上がるには至っていない。そこで今回は、この考察の前提として、2007~08年の世界金融危機(日本で言うところのリーマン・ショック)以降の経済政策思想の変遷を振り返ってみることとしたい。なお本稿は、(1)~(3)の3回シリーズの第1回目となる。 新自由主義の時代 この数年間に経済政策思想の世界で起きた最も

                  世界金融危機以降の経済政策思想を振り返る(1)新自由主義への不満の高まり | 研究プログラム | 東京財団政策研究所
                • 行動経済学の光と影 先駆者カーネマン教授を裏切った後進たちの罪

                  2002年にノーベル経済学賞を共同受賞した心理学者で米プリンストン大学名誉教授だったダニエル・カーネマン氏が3月27日、90歳で亡くなった。行動経済学を切り開いたことで世界的に著名な研究者だった。 米ジャーナリストのマイケル・ルイス氏は、カーネマン氏を世界的な「人間の間違いについての権威」と表現する(1)。米国で行動経済学のコンサルティングに携わる研究者、相良奈美香氏がたたえるように、その研究は人の意思決定に対する社会の理解を根本から大きく変えた(2)。 ルイス氏によると、ユダヤ人であるカーネマン氏は、第2次世界大戦時の壮絶なホロコーストを命からがら生き延び、幼い頃から誰も信じてはいけないと教えられていた。自分の記憶さえ信じなかった。「14歳という年齢にして、ダニエルは少年というよりも、少年の体に閉じ込められた知識人だった」。ルイス氏は、カーネマン氏の友人のこんなコメントを紹介している。

                    行動経済学の光と影 先駆者カーネマン教授を裏切った後進たちの罪
                  • 仮想通貨と若年層の価値観 – AIと行動経済学を融合させたお金の未来 – - 日本アカシックマーケティング__Akashic Marketing®︎

                    仮想通貨と若年層の価値観に関連して、AIと行動経済学を融合させたお金の未来は、技術進化と社会の変化が如何に金融行動を変容させるかを探求するものです。 仮想通貨が若者の間で広がるにつれ、彼らの価値観やお金に対する認識がどのように変わっているのか、そしてその変化が今後の経済にどのような影響を与える可能性があるのかを掘り下げます。 AIと行動経済学の融合は、人間の決断過程をより深く理解し、個人が経済的選択をする際のバイアスや非合理性を明らかにすることで、より効果的な金融教育やサービスの提供を可能にします。このアプローチにより、若者たちが直面する具体的な金融上の課題を解決し、より健全な財政状態を実現するための支援が行われます。 具体的には、AI技術を活用して個人の金融行動パターンを分析し、その情報を基にカスタマイズされたアドバイスや推薦を提供します。同時に、行動経済学の知見を用いて、人々がより良い

                      仮想通貨と若年層の価値観 – AIと行動経済学を融合させたお金の未来 – - 日本アカシックマーケティング__Akashic Marketing®︎
                    • コーディネーションゲーム | NABENAVI.net

                      調整ゲームはコーディネーションゲーム(coordination game)の翻訳で、協調ゲームと訳されることもあります。ざっくり言うと「他人と同じ行動を選ぶことが良い」ようなゲームです。結果となるナッシュ均衡は「全員が同じ行動を選ぶ」となるので(確率を用いる混合戦略を除く)、結果の候補が複数あることになります(複数均衡)。 女と男の戦い ゲーム理論で最初に習う2人調整ゲームは、 以下のストーリーで表される女と男の戦い(battle of sexes)です(変な名前!でも昔は「両性の戦い」と訳されていました。これだとさらに意味不明です)。 アリスと文太は、禅寺かショッピングセンターに行く。2人は相手の行動を知らずに、どちらに行くかを選ぶ。アリスと文太は、お互いが好意を抱いているので同じ場所を選べば利得1を獲得し、さらにそれが自分が好きな場所ならば利得にもう1点が加わり2になる。違う場所を選ん

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