今回は漫画『いとしの印刷ボーイズ 業界あるある「トラブル祭り」』をレビューします。印刷業界を舞台としたお仕事漫画で、関係者は「あるある」と共感し、関係者以外は印刷業界周辺の基礎知識が学べる、ためになる1冊です。著者は奈良裕己(なら・ゆうき)さんで、印刷会社の営業を10年ほど続けたのち、2012年4月に独立してマンガ家・イラストレーターになったそうです。 本作は学研の「GetNavi web」で、「今日も下版はできません!」というタイトルで連載されており、本稿執筆時点で2巻まで刊行中です。なお、最近出たばかりの2巻は『印刷ボーイズは二度死ぬ 業界あるある「トラブル祭り」2』というタイトルなので、後半の“業界あるある「トラブル祭り」”がシリーズ名にあたるようです(逆だと思っていました)。 『いとしの印刷ボーイズ 業界あるある「トラブル祭り」』作品紹介 作品の詳細を見る 『いとしの印刷ボーイズ