象印マホービンが運営する弁当店「象印銀白弁当」が2021年3月16日にオープンしてから1年弱。JR新大阪駅の定番弁当の一つとしてすっかり根付いた印象だ。同社はこれまでに東京や大阪のほか、札幌、名古屋、博多などで炊飯器のプロモーションを兼ねた飲食イベントや店舗を手掛けてきた。18年から営業している常設店舗である「ごはんレストラン 象印食堂」は、ピーク時は“1時間待ち”になるほどの人気だったという。炊飯器メーカーが飲食事業に乗り出す理由とは何か。 あの高級炊飯器で炊き上げたご飯を使った弁当を食べられる――。21年3月16日にオープンしたのが、象印マホービン(以下、象印)が運営する弁当店「象印銀白弁当」だ。JR新大阪駅の東改札外に完成した商業施設「エキマルシェ新大阪Sotoe(ソトエ)」の一店舗として出店。シックな和風の店構えで、カウンターの奥には同社の高級炊飯器が数台鎮座している。 コンセプト