「雨ニモマケズ/風ニモマケズ」。童話作家、宮沢賢治のよく知られた詩の冒頭にある言葉だ。農学校の教員を務め、農業に詳しかった賢治のこの詩にはこんなくだりもある。「一日ニ玄米四合ト/味噌ト少シノ野菜ヲタベ」。4合は600グラム。現代人と比べて、昔の日本人はずっとたくさんご飯を食べていた。この大切な主食を否定する声がかつてあった。「白米で子供を育てるということは、その子供の頭脳の働きをできなくさせ
金融庁は先月22日、システム障害が多発するみずほ銀行と持ち株会社のみずほフィナンシャルグループ(FG)に対し、業務改善命令を出した。みずほが金融庁に提出しているシステム改修や保守点検計画について、再検証と見直しを求めたもの。 みずほは新銀行発足時の2002年に大規模なシステム障害を起こし、2011年の東日本大震災直後にもATM(自動預払機)などが動かなくなる大規模障害を発生させた。そのときも金融庁は業務改善命令を出し、経営陣の責任問題に発展した。 そこで4000億円超をかけて「MINORI」という新基幹システムに全面刷新して、一昨年に稼働させた。にもかかわらず、というか、それが新たな原因で、今年2月にATMがキャッシュカードや通帳を吸い込むトラブルがあり、以後、8カ月で7度にわたってシステム障害を起こした。 この件について、私が学長を務める「ビジネス・ブレークスルー大学」の大学院生から「金
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