野田佳彦新代表率いる立憲民主党の「選挙戦略」が注目を集めている。野田氏は、共産党との連携に否定的な考えを示しているが、7月の都知事選で、共産党と一体的な選挙運動を展開した蓮舫前参院議員が次期衆院選に出馬するとの情報が流れたのだ。共産党と距離感が近い議員が執行部に起用されたとの指摘もあり、憶測が広がっている。 野田佳彦氏「(共産党とは)同じ政権を担うことはできない」 野田氏は「中道右派」を自認し、共産党とは「対話のできる関係性は必要」としながらも、連携には否定的な考え。外交・安全保障政策で「現実路線」を掲げる日本維新の会との協力を模索する。 共産党の小池晃書記局長は23日の記者会見で、「(野田氏が)『政権を共産党と一緒に担うことはできない』と断言していることは看過できない」「日本維新の会は自民党の最悪の補完勢力。野党の共闘と両立しない」などと激しく牽制(けんせい)している。 こうしたなか、一