並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 2 件 / 2件

新着順 人気順

きみの色の検索結果1 - 2 件 / 2件

  • 映画「きみの色」

    思春期の鋭すぎる感受性というのは いつの時代も変わらずですが、 すこしずつ変化していると感じるのは 「社会性」の捉え方かと思います。 すこし前は「空気を読む」「読まない」「読めない」 みたいなことでしたが、 今はもっと細分化してレイヤーが増えていて、若い人ほど 良く考えているな、と思うことが多いです。 「自分と他人(社会)」の距離の取り方が 清潔であるためのマニュアルが たくさんあるような。 表層の「失礼のない態度」と内側の「個」とのバランスを 無意識にコントロールして、目配せしないと いけない項目をものすごい集中力で やりくりしているのだと思います。 ふとその糸が切れたときどうなるのか。 コップの水があふれるというやつです。 彼女たちの溢れる感情が、 前向きなものとして昇華されてほしい。 「好きなものを好き」といえるつよさを 描いていけたらと思っております。 (山田尚子監督の企画書より)

      映画「きみの色」
    • 映画『きみの色』レビュー 長編アニメーションで短編アートアニメをやろうとする挑戦とその結果

      この内容なら上映時間は50分前後でよかった。間違いなく山田尚子監督がこれまで作ってきた『けいおん!』から『リズと青い鳥』までに培ってきたものの総決算だし、また作家として次のステップへ進もうと表現の挑戦をしているのもわかる。映画館で観なくては体験できないシーンも多い。 しかし僕には上映時間101分がちょっと冗長に感じられた。ふと映画の途中で隣の席に座る短い髪の男を見るとウトウトとしていた。これは挑戦を生かしきれていなくて、『リズと青い鳥』でやったことからあまり前進できていないせいかもしれない。それなら挑戦したい部分を凝縮して短くまとめたほうがタイトな完成度になった(『ルックバック』が公開されたいま、80分を切るアニメート中心の中編アニメはやりやすくなりそうでもあるが)。 その挑戦とは何か。映画館で本編の前に『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 真生版』と『ふれる。』の予告編が流れたのだが、それらと『きみ

        映画『きみの色』レビュー 長編アニメーションで短編アートアニメをやろうとする挑戦とその結果
      1