映画『ショーン・オブ・ザ・デッド』の第2作は作るべきだろうか? 監督のエドガー・ライトは、今もこれからも絶対に作らないと断言している。これほど断固とした姿勢を取っているのには、納得できる理由があった。 サイモン・ペッグとニック・フロストが主演した2004年の映画『ショーン・オブ・ザ・デッド』は、多くのファンから完璧なゾンビコメディ映画だと評価されている。同作は、ペッグ演じる冴えないショーンが、ロンドンのクラウチ・エンドに住む自分や仲間たちの周りで発生したゾンビ・アポカリプスを生き抜く中で、平凡な人間からヒーローへと成長する様子を描いている。作品に登場するセリフの多くはファンの間で多用されており(「ウィンチェスターに行って、冷えたビールで事態の収束を待つ」など)、本作を皮切りに、2007年(日本は2008年)に『ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン!』、2013年(日本は2014年)に『ワ