なぎら健壱さんの本を読みました。 町の中の忘れられていたものを見つけて、それをそっと写し取ったような写真に、優しい語り口の文章が添えられています。 一気読みをしてしまいました。 暖淡堂は東京の生まれではありませんが、東京にも、僕が懐かしいと感じるものがたくさんあるのだと知りました。 東京を歩くときは、もう少し何かを探すような歩き方をしてもいいのかもしれません。 この本が出版されたのが2012年。 我が家がタイから帰国した年です。 それからもう10年経っているのですね。 随分と東京も変わってしまっているのでしょう。 この本で、暖淡堂も懐かしいと思ったものは以下になります。 銭湯 なぎら健壱さんご自身も、かつては銭湯を利用されていたとのこと。お風呂のある家に暮らすようになってからも、時々は銭湯に行かれているようです。 銭湯に行く理由は「コミュニケーション」。お風呂のある家ばかりになってしまった