「20年間毎日同じおかずを作る」「学歴に異様に執着」大人になってから母が「アスペルガー症候群」だとわかった女性が感じたこと 母がアスペルガー症候群と診断された 海沿いの街で美容院を経営しながら、夫と三人のお子さんと暮らす高橋理恵子さん(40代・仮名)は、カサンドラ症候群という言葉を見ると、複雑な思いがよぎると言う。 「父が他界して母が一人になったので、短い間ですが、私の家族と同居したことがあったんです。いろいろあって病院に連れて行き、母はアスペルガー症候群と診断されました。同居生活は本当に大変でした」 アスペルガー症候群は、社会性の障害、コミュニケーションの障害、社会的想像力の障害、感覚の過敏さという特徴を持っているとされる。医学博士で発達障害専門クリニック院長である司馬理英子氏による「よくわかる 女性のアスペルガー症候群」(主婦の友社)では、女性のアスペルガー症候群を、下記のように解説し