「メスに恋をして、オスを蹴落とす」 これは自然界におけるオスの生きる道となっています。 ところが男性ホルモンの働きがバグると、オスはこの道を踏み外してしまうようです。 東京大学大学院 農学生命科学研究科はこのほど、オスのメダカを対象に男性ホルモンの働きを阻害した結果、同性のオスに求愛し、異性のメスに攻撃し始めることを発見しました。 どうやらオスが出会った相手に「求愛」するか「攻撃」するかは、男性ホルモンの働きで決まるようです。 研究の詳細は2024年5月23日付で科学雑誌『PNAS』に掲載されています。 目次 「求愛or攻撃」は男性ホルモンによって決定される? 「求愛or攻撃」は男性ホルモンによって決定される? 性成熟に達したオスは一般的に、メスに出会うと求愛して交尾を試み、オスに出会うと攻撃をしかけてライバルを排除しようとします。 これは動物種を問わず、自然界におけるオスの鉄則と言えるで