並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 3 件 / 3件

新着順 人気順

サブカルチャーの検索結果1 - 3 件 / 3件

  • 作品が批判されて委縮することを拒否したくて都知事候補「ひまそらあかね」を支持した表現者は、とりあえず世にだした作品が批評されるのに耐えられないのはナイーブ過ぎると認めるべきだと思うよ - 法華狼の日記

    たとえば藤子・F・不二雄『エスパー魔美』の1エピソード「くたばれ評論家」に、下記のような有名なくだりがある。 『エスパー魔美』の名言は、批判を忘れておしまいにしようという主張ではない - 法華狼の日記 公表した表現が批判されることを覚悟すべきこと。批判することも反発しかえすことも自由であること。 そうした表現の自由にまつわる主張が、表現者である父親の人格とともに描かれ、この頁だけでも普遍性をもっている。 これは批判についての一般論をそのまま漫画化しただけともいえるが、批判された表現者が批評の権利を認めたことでドラマとして味わいがある。 上記エントリで紹介したように、エピソード全体でも表現と批評をめぐる多様な視点がくみこまれ、有名なくだり以外にも見どころが多い。 さて、都知事選で「ひまそらあかね」名義で立候補した暇な空白氏*1に対して、複数の表現者が"燃やされる"ことへの抵抗を期待して支持を

      作品が批判されて委縮することを拒否したくて都知事候補「ひまそらあかね」を支持した表現者は、とりあえず世にだした作品が批評されるのに耐えられないのはナイーブ過ぎると認めるべきだと思うよ - 法華狼の日記
    • もちづきさん ~「大食い」というメインストリームと「血糖値スパイク」というオルタナティブ~|服部昇大

      最近のスーパー大ヒットの超話題作、もちづきさん。 この漫画は確かにすごい。本当に色々な意味で感心してます。 そもそも漫画自体がギャグ漫画として面白い。 会社員描写のディティールの細かさとか、人間性のしょうもなさとかドカ食いに行くまでの手数の多さに作者の「幅」を感じます。 そう、ドカ食いでウケてるからって急いでドカ食いに行く必要がない。作風にかなり余裕があります。先細りになりにくさを感じる。 あとこの漫画、僕が以前から考えてる売れる為の要素をいくつも兼ね備えてるハイブリッド漫画だなと思ってまして… まず売れそうな要素その1、 食ってる物のカロリーが高い。 これ、冗談のようですが昔僕が読んで参考になったインターネットマーケティングの本で 「人間はカロリーの低いものより高いものに反応する」というのがありまして。これ理由は「カロリーが高い方が人間の生き残る本能に訴えられるから」とかそんなんだったと

        もちづきさん ~「大食い」というメインストリームと「血糖値スパイク」というオルタナティブ~|服部昇大
      • BLの源流『JUNE』元編集長・佐川俊彦インタビュー「女の子は美少年の着ぐるみを着ると自由になる」

        1978年に『Comic Jun』として創刊され、同名ブランド「JUN」があったことから第3号より『JUNE』と改題されたこの雑誌は、女性向けの男性同性愛をテーマとした点で後のBL(ボーイズラブ)の源流となった。かつて“JUNE”は、このジャンルの総称でもあったのである。マンガ中心の同誌は一時休刊をはさみつつ1980年代に熱心なファンを獲得し、1982年より姉妹誌『小説JUNE』も発行された。だが、BL台頭後はテイストの違いから退潮を余儀なくされ、2013年に『JUNE』ブランドの雑誌は姿を消した。『JUNEの時代 BLの夜明け前』は、アルバイト時代に同誌を企画して編集に携わり、やがて編集長となった佐川俊彦の回顧録である。彼は、時代の推移をどのように見つめていたのか。(円堂都司昭/6月10日取材・構成) 改題前の創刊2号と改題後の3号 ――若い頃からマンガに親しむなかで、『JUNE』という

          BLの源流『JUNE』元編集長・佐川俊彦インタビュー「女の子は美少年の着ぐるみを着ると自由になる」
        1