ある日突然、腕を上げようとすると肩に痛みが走り、それ以来痛みが続く、もしくは悪化していき日常の生活にも支障をきたす、ということがあります。 俗に言う五十肩です。五十代で発生しやすいので「五十肩」ですが、多くは40代以降ならどの年代でも起こります。原因が不明のものから外傷が起点になり発生するものもあります。正式には肩関節周囲炎といい、肩の関節を構成する組織のどこかが炎症を起こしているということです。 今回から一般的な肩の痛みの解説を連載でお届けします。 第一弾として「五十肩」を説明していきます。 内容は 1,肩の構造 2,痛めるメカニズム です。 次回以降、以下の予定で掲載していきます。 第2回目が、セルフチェックとセルフケアの方法。 第3回目が、回旋腱板損傷について。 第4回目が、関節唇損傷について。 肩関節周囲炎で傷める肩の構造物 いわゆる五十肩・四十肩で、原因箇所として可能性が高いのは