シンプルかつ変速トラブルの少なさで、オフロードバイクを中心に広まりつつあるフロントシングルドライブトレイン。そのメリットとフロントダブルのギア比を両立する、11/12速スプロケットを装着可能な無線内装2段変速ハブ、クラシファイド Power shift hubが国内展開を開始している。 MTBからCX、グラベル……そしてロードへ。迫る1xドライブトレインの波 クラシファイド Power Shift hub (c)日直商会 近年流行の兆しを見せるフロントシングルドライブトレイン。1x(ワンバイ)とも呼ばれるこのシステムは、チェーン落ちや変速不良といったトラブルを起こしやすいフロント変速の抱える構造的な弱点を存在そのものごとゼロにするというラディカルなアプローチでもある。 その流れは2013年にスラムが発表した1x11Sの"XX1"、つまりMTBから始まり、シクロクロスやグラベルバイクへと波及