従業員が架空の買い取りをした疑いがあるとして、ブックオフが27日から全国の店舗で臨時休業などをして調査にあたります。一方、同じく中古品を扱うハードオフも調査報告書を公表し、店長による不正が明らかになりました。 顧客から商品を買い取ったように偽装し、買取代金を着服する「架空取引」や、買い取った商品を無断で持ち帰る「内引き」などが行われていたという。 ハードオフのフランチャイズ店を運営する「株式会社エコノス」の被害額は、およそ2千9百万円。同社は、これを特別損失(不正関連損失)に計上し、当期を無配とした。一方、ブックオフを運営する「ブックオフコーポレーション株式会社」も、調査委員会を設置し、全国400の直営店を一時休業させ緊急棚卸を実施している。 不正の発生要因は何か。本稿では、ブックオフとハードオフの関係について整理したうえで、ブックオフを中心に要因を探っていく。 運営は別会社 (少々ややこ