都会で働く薬剤師のイチイさんは、ポ村の村長に頼まれて、マメチュー先生と共にポ村の住民… 主に、高齢者やお子様への“薬の説明会“などに参加することがあります。 本日イチイさんはその“薬の説明会“を終え、帰宅中。 手には村長からのお土産を持って、村を散策するようにのんびり歩いています。 「うんめぇ…」 村長からのお土産“ポ村の名物青梅の甘露煮“(蜂蜜入り)は、職場のスタッフに好評でいつも楽しみにされるのですが、イチイさんは早速食べてしまっているようです。 小さなミツバチ宅が並ぶハニカムロード 「これすげえ甘いけど、甘露煮にも梅に含まれている成分、クエン酸の効果はあんのかな?」 イチイさんは実家の庭にあった、梅の木のことを思い出していました。 特に熟した梅の実は甘く、良い香りがするものです。 そのため、幼いイチイさんは梅の実にかじりついてやろうと、木登りをして手に入れようとしたことがありました。