並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 7 件 / 7件

新着順 人気順

マンガ家の検索結果1 - 7 件 / 7件

  • BLの源流『JUNE』元編集長・佐川俊彦インタビュー「女の子は美少年の着ぐるみを着ると自由になる」

    1978年に『Comic Jun』として創刊され、同名ブランド「JUN」があったことから第3号より『JUNE』と改題されたこの雑誌は、女性向けの男性同性愛をテーマとした点で後のBL(ボーイズラブ)の源流となった。かつて“JUNE”は、このジャンルの総称でもあったのである。マンガ中心の同誌は一時休刊をはさみつつ1980年代に熱心なファンを獲得し、1982年より姉妹誌『小説JUNE』も発行された。だが、BL台頭後はテイストの違いから退潮を余儀なくされ、2013年に『JUNE』ブランドの雑誌は姿を消した。『JUNEの時代 BLの夜明け前』は、アルバイト時代に同誌を企画して編集に携わり、やがて編集長となった佐川俊彦の回顧録である。彼は、時代の推移をどのように見つめていたのか。(円堂都司昭/6月10日取材・構成) 改題前の創刊2号と改題後の3号 ――若い頃からマンガに親しむなかで、『JUNE』という

      BLの源流『JUNE』元編集長・佐川俊彦インタビュー「女の子は美少年の着ぐるみを着ると自由になる」
    • ライトノベルは『少女小説』に対して、フォロイーであるがフォロワーではない|かたか

      コバルト文庫などの女性向けライトノベルはライトノベルについて語るときに抜け落ちるのはなぜか、という話について調べていました。 「ライトノベル」という言葉がかなり範囲の広い言葉(社会全体としては2000年年代から現在に至る20年間にわたって使われている。マニアは1990年代から使っていた)なので、今回は以下のようにスコープを狭めます。 「ライトノベルについて語るときに氷室冴子が脱落するのはなぜか」 これへの回答は 「ライトノベルは少女小説に対して、フォロイーであるがフォロワーではないから、ライトノベルより大きいくくりにしないと氷室冴子は射程に入らない」ということかと考えています。 系譜を考えると、氷室冴子作品はライトノベルではないから、ライトノベルのカテゴリに入れられない。 また、発表時期から言っても氷室冴子作品を含む『少女小説』(1980年代-1990年代)はライトノベルの書き手と読者に読

        ライトノベルは『少女小説』に対して、フォロイーであるがフォロワーではない|かたか
      • 『胚培養士ミズイロ』作者・おかざき真里さん|不妊治療で大切なのは「自分が納得できているか」 #不妊治療 - りっすん by イーアイデム

        マンガ『胚培養士ミズイロ』(小学館)を描いているマンガ家・おかざき真里さんに「仕事と不妊治療の両立」について伺いました。 不妊治療を選択している夫婦は、国内では4.4組に1組(※1)といわれ、不妊治療は私たちにとって身近なものとなっています。 しかし、不妊治療はスケジュールが読めなかったり、薬の影響で体調を崩したりと、仕事の両立の難しさに悩む人も少なくありません。プライベートなことゆえに職場や同僚に相談しづらいと感じている方もいるのではないでしょうか。 多くのクリニックや不妊治療経験者への取材をもとに生まれた『胚培養士ミズイロ』では、そんな「不妊治療」のリアルが描かれています。これまで多くの作品で「働く女性」を取り上げてきたおかざき真里さんが、本作の取材や創作を通じて感じたこととは。 (※1)参考:厚生労働省「不妊治療と仕事との両立サポートハンドブック」 「不妊治療」は誰にとっても他人事で

          『胚培養士ミズイロ』作者・おかざき真里さん|不妊治療で大切なのは「自分が納得できているか」 #不妊治療 - りっすん by イーアイデム
        • 令和に復活した「ハイパーヨーヨー」 投げずに高速回転する特許出願済みの新機能とは?

          バンダイは7月1日、1990年代後半に一大ブームを巻き起こした「ハイパーヨーヨー」の新シリーズとして、「ハイパーヨーヨーアクセル」全9種を20日から販売すると発表した。価格は各1980円。 本体を手に持った状態でも回転するという、新しい動きを実現したヨーヨー。従来はシャフト(軸)中央に1つしかなかったメタルベアリングに3カ所に増やし、「アクセルディスク」と呼ばれる両サイドのパーツが独立した構造にした。 新構造は日本と米国で特許を出願済み。手に持ったまま紐を引いて回す新トリック(技)「アクセル・スピン」が可能になるなど、遊びの幅が広がるとしている。また、これまでヨーヨー初心者の最初の壁となっていたトリック「ロング・スリーパー」の習得が安易になるという。 この他、「ハンドスピナー」のように時・場所を選ばず楽しめるフィジェットトイ(手持ち無沙汰な時に遊べる暇つぶし用の玩具のこと)としても遊べると

            令和に復活した「ハイパーヨーヨー」 投げずに高速回転する特許出願済みの新機能とは?
          • なぜ『文体の舵をとれ』は創作者にとって特別な指南書なのか?

            『闇の左手』『ゲド戦記』などの作品で知られる小説家、アーシュラ・K・ル=グウィンの創作指南書『文体の舵をとれ』は2021年の邦訳刊行直後から「文舵ぶんかじ」という愛称で呼ばれ、創作者の間で大きな話題となりました。本書収録の練習問題に対する解答(作品)を「#文舵練習問題」というハッシュタグでSNS上に投稿するというムーブメントが発生し、創作者がオンライン上で集い合評会を行うという動きもありました。 今回は文芸サークル「サ!脳連接派」を主宰し、二度にわたり「文舵合評会」を運営した経験をもつ大戸又さんと、その合評会に参加し「竜と沈黙する銀河」で第14回創元SF短編賞を受賞しデビューした阿部登龍さんのお二人に、創作者目線で『文体の舵をとれ』について語っていただきます。 また、本書の翻訳を担当した大久保ゆうさんには、作家アーシュラ・K・ル゠グウィンについて、そしてアメリカにおける創作教育の歴史につい

              なぜ『文体の舵をとれ』は創作者にとって特別な指南書なのか?
            • 朝日新聞デジタル、アプリ版に新機能「記者フォロー」実装

              朝日新聞社は7月1日、スマートフォンアプリ「朝日新聞デジタル」のサブスク会員向け新機能として、「記者フォロー」を追加した。新着記事やイベント出演情報など、記者の活動を確認できる。 記事を書いた記者のプロフィールを公開し、読者と信頼関係を築く取り組み。読者は、記事本文の下にある「フォロー」ボタンで気になった記者をフォローできる。 フォロー後は、画面下の「マイニュース」メニューにある「記者タイムライン」から、記者の活動をタイムライン形式で確認できる。フォローできる記者は順次拡大する。 関連記事 「日経空間版」28日リリース 立体的な新UIを搭載したApple Vision Pro用ニュースアプリ 日本経済新聞社は12日、米Appleのヘッドマウントディスプレイ「Apple Vision Pro」向けにニュースアプリ「日経空間版」をリリースすると発表した。 「四季報AI」β版で分かった、AIだか

                朝日新聞デジタル、アプリ版に新機能「記者フォロー」実装
              • 映画「ルックバック」公開、ひたむきに漫画を描いたことのないマンガ家も絶賛する理由とは?

                「チェンソーマン」「ファイアパンチ」などの作品で人気の漫画家・藤本タツキさんの短編作品「ルックバック」が、アニメーション映画となって6月28日に公開されました。2021年に「ジャンプ+」で公開し、初日で閲覧数が250万以上を記録するなど大きな話題になった作品です。 ルックバックは、藤野と京本という二人の少女が漫画を通じて心を通わせていく姿を描く青春物語──であるのですが、後半の衝撃的な展開により、個人的には、好きだけど読み返すのはちょっとしんどい作品でもあります。今回の映画も見るかどうか迷っていました。 でも、見て良かったです。 スクリーンに広がる色彩豊かな映像、穏やかながらも印象的な音楽が、2人の物語を原作以上に鮮やかに彩ります。つまり後半の展開も原作以上に感情を揺さぶられるのですが、なぜかエンディングが流れるころには“希望”を感じ、清々しい気持ちで劇場を後にしました。すごく不思議な感覚

                  映画「ルックバック」公開、ひたむきに漫画を描いたことのないマンガ家も絶賛する理由とは?
                1