1.背景 昨今の某SNS上ではモータ制御沼に引きずり込む沢山の手が存在しており、無事に引きずり込まれました。結果としてBLモータのベクトル制御まで一通りできたので、堅実にベクトル制御を実装する手順を残すことにしました。 なお、モータの制御理論そのものは各種専門書がありますので、ここでは実際に実装する際に必要な理論式だけを掲載しています。 ※導出の過程で躓いた部分については、別途記事に起こしてまとめるかもしれません。 これまでにもBLモータの回し方を解説した記事やサイトはたくさんありました。最近の記事では、@motorcontrolmanさんの記事などが有力です。 一方で、上記の記事を含めた多くの記事では、センサレス方式(120度駆動や正弦波駆動)が対象であり、センサード方式についてはホール素子を用いた記事が多少見受けられる程度でした。ホールセンサ式は角度検出の分解能が粗く、そのため、ベクト
しかし「EVに対する固定概念を覆すため」にもぜひ当初のスペックのまま発売してほしいものである さて、昨年ケータハムは初の市販電動モデルを示唆するデザインコンセプト、「プロジェクトV」を発表していますが、これはEVであるにもかかわらず「非常に(マツダ・ロードスターよりも)」軽量であること、そしてアウディTTなど既存(他社)モデルのパーツを多く流用して設計されていることが大きな話題となっていますが、ぼくにとっては「さすがケータハム」だと唸らされる一台です(軽量性にせよ、流用にせよ。いずれもケータハムでしか実現できないものである)。 そして今回ケーターハムが追加情報として公開したのが「ヤマハとの共同開発によるパワートレーンを積む」ということで、「車両の動きの制御に関する技術と専門知識を共有すること」「プロトタイプモデルは東京のR&Dによって開発されており、来年の中頃までには完成する予定であること
BLDCモータ入門:1 of 3 電気(電圧・電流)を与えると、機械的な動きで応えるのがモータです。いろいろな種類のモータがありますが、「BLDCモータ」は効率が高く制御性が良いので、さまざまな用途に広く利用され、低消費電力化も期待できます。 電気・電子を扱う機器に、現実の世界で何かをさせようとするとき、エンジニアは立ち止まります。信号を「力」に変えるにはどうしたらよいでしょう。信号を力に変換するのが、アクチュエータでありモータです。モータとは「電気を機械的な力に変換する素子」と見てもよいでしょう。 最も基本的なモータは、「DCモータ(ブラシ付きモータ)」でしょう。磁界の中にコイルが置かれ、流れる電流によりコイルが片方の磁極に反発し、同時に反対側が別の磁極に引かれる、といった作用で回転します。回転の途中でコイルに流す電流を逆にして回転が続くようにします。モータの中に「整流子」と呼ばれる部分
2024年9月28日~29日、宮城県総合運動公園(グランディ21)で開催された「トヨタ GAZOO Racing ラリーチャレンジ in 利府」に、ヘラルボニーとトヨタ自動車のコラボレーションによる「世界で一台の異彩アートラリーカー」が参戦して話題となった。この企画は、ヘラルボニーの「世界中の障害のある表現者に活躍の機会を生み出す」という思いと、トヨタが掲げる「すべての人に移動の自由を」という理念が合致して実現した。 【写真はこちら】世界中の障害のある表現者に活躍の機会を与えるために(全4枚) 岩手県盛岡市に本社を置く株式会社ヘラルボニーは、「異彩を、放て。」をミッションに掲げ異彩作家とともに新しい文化をつくる企業。国内外の主に知的障害のある作家の描く2000点以上のアートデータのライセンスを管理し、さまざまなビジネスへ展開している。支援ではなく対等なビジネスパートナーとして、作家の意思を
2024年9月28日〜29日、宮城県総合運動公園(グランディ21)で開催された「トヨタ GAZOO Racing ラリーチャレンジ in 利府」に、ヘラルボニーとトヨタ自動車のコラボレーションによる「世界で一台の異彩アートラリーカー」が参戦して話題となった。この企画は、ヘラルボニーの「世界中の障害のある表現者に活躍の機会を生み出す」という思いと、トヨタが掲げる「すべての人に移動の自由を」という理念が合致して実現した。 澁田大輔氏が描いた「クジラの群れ」をラリーカーにフルラッピング岩手県盛岡市に本社を置く株式会社ヘラルボニーは、「異彩を、放て。」をミッションに掲げ異彩作家とともに新しい文化をつくる企業。国内外の主に知的障害のある作家の描く2000点以上のアートデータのライセンスを管理し、さまざまなビジネスへ展開している。支援ではなく対等なビジネスパートナーとして、作家の意思を尊重しながらプロ
仁「こんにちは、魔法工学師《マギクラフト・マイスター》の二堂仁です」 礼子「お父さまに作っていただいた自動人形(オートマタ)でアシスタントの礼子です」 仁「作者が実際に作ったあれやこれやを、俺の解説で紹介するっていう企画の第43弾です」 礼子「今回はモーターの改造ですか」 仁「うん。RC(ラジオコントロール)模型を作るには必要なんだ」 礼子「電圧の関係ですね?」 仁「そういうことだな。おおよそ6Vから7.4V(バッテリー種類によります)が使われているんだが、市販のモーターでこの電圧に対応しているものって少ないんだよ」 礼子「一般模型用が1.5から3Vくらい(まれに4.5V)ですね」 仁「そう。あとは自動車用(電動ウインドウやドアミラーの角度調整用)だが、これは12Vだからな」 礼子「7.2Vだと微妙にパワー不足ですね」 仁「そうなんだよ。だから作者は自分で巻き直す方法を選んだ」 礼子「チュ
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