皆さま初めまして、東京事業所パッケージ設計課の土谷です。 前回の半導体パッケージ紹介第4弾のブログではワイヤBGAパッケージについてご紹介しましたが、今回のブログでは、リードフレームパッケージについて説明します。 リードフレームは、ICやLSIなどの半導体パッケージに使われ、半導体素子(半導体チップ)を支持固定し、外部配線との接続をする部品のことで、金属素材の薄板で作られ、ICやLSIなどの外側に出ているリード端子部分となります。 現在のICパッケージは多種ありますが、リードフレームパッケージは、ICの黎明期から用いられている元祖ICパッケージとも言える存在です。 リードフレームパッケージには以下のような特長があります。 強度が強く、熱導電率(放熱性)が高い スタンピングやエッチング加工でリードフレームの形状を成型しやすい 耐熱性に優れている 耐応力や腐食割れ性に優れている 表面光沢や耐ウ