さかのぼると原型は1970年頃に誕生しています。 砲塔を一新、エンジンも載せ替えた最新型 ロシアの国営企業ロステックは2021年8月10日(火)、子会社であるウラルヴァゴンザヴォードが製造する新型戦車T-90M「Прорыв(プラルィヴ)」が、ロシア陸軍の実戦部隊に引き渡されたと発表しました。 拡大画像 ロステックが手掛ける新型戦車T-90M(画像:ロステック)。 T-90M「プラルィヴ」はT-90シリーズの最新型であるものの、原型であるT-90はもともと、1970年代初頭に生産が始まったT-72戦車の近代化改修型として1990年代前半に登場したものです。ただ、1990年代を通じてロシア経済は混迷の度合いを深めたことから、T-90戦車の大量生産とロシア陸軍への本格配備は2000年代に入ってからにずれ込みました。 T-90Mはその最新型で、砲塔形状が一新しているのが特徴の一つです。新開発の砲