安倍晋三元総理銃撃事件からおよそ7カ月が経った2月13日、奈良県警は山上徹也被告(すでに殺人罪などで起訴)を武器等製造法違反(無許可で武器を製造)や建造物損壊(旧統一教会の関連施設への発砲)など複数の容疑で追送検し、一連の捜査は今回の追送検をもって終結することとなった。 だが「事件は山上被告ひとりによる犯行なのか」「背後組織に対する捜査は尽くされたのか」「某国による暗殺テロの可能性はないのか」など、令和の要人暗殺に対する疑念は、いまだ燻り続けている。事実、安倍元総理の命を奪い去った凶弾を巡る当局の検証結果についても、例えば以下のような重大な疑問点が解消されず、残されたままなのだ。 ●安倍元総理を襲った3発の凶弾のうち、致命傷となった左上腕部からの弾丸が体内から発見されず、弾丸が体を貫通した際にできる射出口も確認されていない ●安倍元総理は左へ振り向いた際に銃撃されており、山上容疑者が手製の