タイ商務省貿易交渉局(DTN)と中国商務部対外貿易司は5月20日、第2回「タイ=中国間の円滑な貿易促進に関する作業部会」会合を開催した。両国貿易の拡大や問題解決に向けた協力が話し合われた。同部会は、2国間貿易協力を深めるための覚書に基づき、2018年に創設された。中国は、タイの貿易相手国としては9年連続首位になっている。 タイは中国に対し、新型コロナウイルスの影響で国境を通じた陸上貿易や往来が制限される中、貿易障壁への対策を講じ、タイからの輸出品にさらなる貿易円滑化措置を実施するよう求めた。具体的には以下のような事項を要望した。 タイ産果物の旬の時期に貨物輸送をスムーズにするため、友誼関(広西チワン族自治区)国境での貨物検査の営業時間を延長すること メコン川の関累港(雲南省シーサンパンナ・タイ族自治州)を早期再開し、タイ産果物を同港経由で雲南省へ輸出できるようにすること 中国への輸出資格を