日本で働く外国人を取材する中で、印象に残っている女性がいました。6カ国語を話し、早稲田大学で修士号を取りましたが、「家族との時間を大切にしたい」と、タクシー運転手になったポーランド人女性ファビオラさんです。誇りをもって仕事に励むファビオラさんを待っていたのは、心ない乗客の態度でした。大好きだった運転手を辞め、旅行会社を立ち上げた時、起きたのがコロナウイルスでした。仕事が激減する中でも「ディープな日本、『失われた日本』の良いところを海外に広めたい」というファビオラさんの今を聞きました。 【画像】来日して23年のポーランド人女性ファビオラさん タクシー運転手時代の制服姿と来日前の写真も… ポーランドから留学、日本で6カ国語を操るタクシー運転手になったファビオラさん。仕事のつらさ、事業の大変さに向き合いながら、日本での生活を支えた音楽を教えてもらいました。日本語、英語、そして母国ポーランドの曲を