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  • 圧巻の織田信長キャラ703名総覧『信長名鑑』(姫川榴弾 著)感想 | Call of History ー歴史の呼び声ー

    世の中、右を向いても左を見ても織田信長で溢れている――戦国乱世を切り拓く合理主義的改革者だったり、恐怖で支配する残虐な殺戮者だったり、第六天魔王を称するこの世の者ならざる怪物だったり、タイムスリップしてきた女子高生ヒロインと恋に落ちるオレ様イケメンだったり、グラマラスでセクシーなツンデレ美少女だったり――そんな織田信長をモデルとしたキャラクターを、十六世紀の歴史的な肖像画からソーシャルゲームまで585作品703名、整理分類し一覧にしたのが本書です。素晴らしい労作と言わざるを得ない。 大河ドラマ・時代劇等実写映像作品、キャラクターイラストが掲載されていない小説、歴史研究書などは対象外なので、アニメ、ゲーム、漫画、ライトノベルなどサブカルチャーの中で”描かれた”織田信長がまとめられています。 年代別リストとあわせて「深掘り織田信長」として「創作物の信長キャラクター分析」「信長登場作品が多い理由

      圧巻の織田信長キャラ703名総覧『信長名鑑』(姫川榴弾 著)感想 | Call of History ー歴史の呼び声ー
    • 「百の関物語」・総目次

      6年かかって描き上げた、1100枚の大長編です。 現代と中世がリンクした壮大な(!)叙事詩で伝奇物であります。 内容はあえて言わないでおきます。 スクリーントーンを全然使っていません。確固たるテーマも, 登場人物も決めず描き始めたのですが、不思議と次から次へとストーリーも新しい人物も浮かんできました。本当に作画に 何の苦労もありませんでした。登場人物はみんなある一つのことに吸い込まれていきますが、もしかしたら 作者の私もその一人かもしれません。何か知らない力に動かされて描いたような気がします。 リストの後ろの数字はその章の枚数(ページ数)です。

      • 番外 継続捜査ゼミ 今野 敏 (2016) - 小説を 勝手にくくって 20選!

        継続捜査ゼミ【電子書籍】[ 今野敏 ] 価格: 902 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 「伝説の刑事」と呼ばれ、警察学校の校長を務めていた小早川一郎。幼馴染の学長に誘われ警察退官を機に三宿女子大で教鞭をとることになった。准教授から教授になり、ゼミを持つことになる。実際の捜査手法を学び、経験するのが目的というゼミの名前は「刑事政策演習ゼミ」、別名「継続捜査ゼミ」。 警察学校時代の生徒で目黒署の安斎の協力を得ながら、小早川はある未解決事件をゼミで取り上げる。 【感想】 小早川「教授」が過去に起きた未解決事件をゼミ生と一緒に考察する。時効の撤廃などもあり、時代に相応しいテーマを、女子大生に扱わせるのがミソ。小早川教授がゼミ生5人の特徴を捉え、議論をうまく回していく流れが見事。 安達蘭子は法律が趣味で独自に勉強もしている。長身でバレーボール愛好会所属。 加藤梓は「歴女」。ゼミ生たちのまとめ役。

        • 模写によるマンガ批評へ 僕自身のマンガ批評史2【夏目房之介のマンガ与太話 その27】 | マンバ通信

          【図版1】『仙人の桃』 表紙、「二本の箒」P.108、「柳の人」P.141 南伸坊『仙人の桃』(中央公論社)が出た。マンガ史に残すべき名作なのに、あまり評価されていないのが私としては大変に不服だ。今回、過去に何冊か出ていた本を一冊にまとめてくれて凄く嬉しい。私自身も大好きな中国志怪伝奇物の、落ちも何もない、読者を放り出してしまうようなふわっとした話ばかりが、上品で余白の使い方の絶妙な漫画で楽しめる。またそれを解説する南さんの文章の軽やかな距離感が素敵だ。最初は「月刊コミックトム」(潮出版)で80年代に掲載されていた作品群で、じつは私も「読書学」(1986~91年)という連載を同誌でやっており、そこで最初の単行本化『チャイナ・ファンタジー』(90年)を取り上げた。南さんは、ご本人も素晴らしい人格者なのだが、私にとっては80年代面白主義の先人として尊敬し憧れた人だった。とくに彼の知的好奇心と俗

            模写によるマンガ批評へ 僕自身のマンガ批評史2【夏目房之介のマンガ与太話 その27】 | マンバ通信
          • 4 出雲伝説7/8の殺人 (吉敷竹史:1984) - 小説を 勝手にくくって 20選!

            出雲伝説7/8の殺人【電子書籍】[ 島田荘司 ] 価格: 713 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 山陰地方の若桜駅、山守駅、大篠津駅、倉吉駅、大社駅、鳥取駅、そして山陰ではないが大阪駅の7つの駅に到着する電車の網棚に、女性のばらばら死体の各部位がつめられた袋が置かれていた。頭部を除く、七つの部位が発見されることになる。 ちょうど休暇で鳥取に訪れていた吉敷竹史は、警察学校校時代の友人吉田から事件の話を聞く。東京に戻った吉敷に、匿名の手紙が待っていた。それによれば、被害者は、K学院大学の歴史民族学研究室の助手、青木恭子であった。そして被害者と出雲伝説―特に八岐大蛇(やまたのおろち)伝説をめぐる激しい論争を繰り返した同研究室助手の野村操が有力な容疑者と思われた。 被害者の青木は事件の日、「出雲1号」に乗っていたと思われる。しかし、野村は、その15分前に発車する「富士」に乗っていた。完全なアリバ

            • 『夢詩壷』登場本の紹介 其の一 - がらくた銀河

              え~と、3月にkindleで出した小説『夢詩壷』は、30代OLの深町姫香が主役の本と夢を巡るファンタジーです。 おかげさまでたくさん買っていただきまして本当にどうもありがとうございます! それで、今日は小説の中で言及されている本の、脇役たちによる紹介です! 夢詩壷 作者:磯崎愛 唐草銀河堂 Amazon 「はじめまして、このたび作者から作中の本の紹介を頼まれた来須美奈子と申します。 んで、相方をつとめてくださるのは龍村功先輩です」 「頼まれたわけじゃなくて脅されたっていうんだよ、ああいうのは」 「まあまあいいじゃないですか、わたしたち本編じゃ脇役扱いなんですから。ただの漫談ですし」 「主役にやらせろよ」 「先輩、それ、深町先輩の前で言えますかあ?」 「いえるさ。言うだけなら」 「ですよねえええええええええ」 「どうでもいいけど、俺も忙しいんだからさっさと始めるぞ」 「ハイ! ではまずはじめ

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