「うなぎ鬼」は、サイコホラーとミステリーが完全に融合した作品で、作者の巧みな筆致に見惚れる逸品です。 やるのか?やらないのか?ハッキリしませんが、不気味な社会の闇を見せてくれる今作の見所をネタバレを避けつつ紹介します。 あらすじ 「知ってるかい?うなぎってのはタンパク質ならなんでも喰っちまうんだそうだ・・・なんでもだぜ」 という意味深なメッセージから始まる今作の主人公、倉見勝(くらみまさる)は「1日で2千万稼ぐこともできる」などと言ってギャンブルに明け暮れ、取り立て先の社長千脇公一(ちわきこういち)に借金苦で追い込まれていたところを救われ千脇の元で働くことになりました。 千脇はなにやら怪しげな内容の仕事をしている人物。 主人公の倉見は192cm、112キロの巨体(小説での設定)で強面な男ということで千脇から取り立ての才能があると見込まれています。 作中で本業として倉見(くらみ)は取り立て同