7月2日、大手出版社KADOKAWAは〈当社グループの保有する情報をさらに流出させたと主張していることを、確認いたしました〉とプレスリリースで発表した。 KADOKAWAを巡っては、6月8日以降、ランサムウェアを含む大規模なサイバー攻撃を受けたことが明らかになっている。ランサムウェアとは、内部データを暗号化し、復元と引き換えに「身代金」を要求する悪意あるソフトウェアのことだ。
2019年から北海道で66頭の牛を相次いで襲い、2023年7月ようやく駆除されたOSO18…。予想のつかない動きから恐れられた最凶熊はその後どうなったのか? 調査のため堆肥から骨を取り出した人間たちのエピソードを、新刊『OSO18を追え “怪物ヒグマ”との闘い560日』(文藝春秋)より一部抜粋してお届けする。(全2回の1回目/後編を読む) 執念の末、見つけだしたOSO18の遺体はどんなものだったのか…? 写真はイメージ ©getty ◆◆◆ 有元ディレクターの執念 かえすがえすも残念だったのは、OSOの死体が、それと知られぬままに解体されて既に食肉として流通してしまったことだった。そのため、OSOが何を食べていたのか、なぜ牛を襲うようになったのか、というこの事件最大の謎を解く鍵を失ってしまった。 ただ捕獲者は、わずかにOSOの牙だけは持っていた。その提供を受けた釧路総合振興局から道総研に送
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