空前のサウナブームは、2019年放送のテレビ東京系ドラマ『サ道』のヒットにより膨れ上がった。人々は「ととのう」感覚を求めて各施設を開拓し、新規参入企業による個室サウナの流行や温浴施設のリニューアルといったハード面での進化が進んだ。 【写真】AV界の伝説・吉沢明歩が振り返る「親バレ」の瞬間「お前はだまされている」 一方で、サウナ室に充満した蒸気をタオルで扇ぐ「熱波師」(アウフギーサー)がアイドル的な人気を博し、各店でイベントが開催されるなどソフト面での進化が見られた。 しかし盛り上がりのさなかで訪れたコロナ禍により、いったん冷え込んだサウナブーム。ポスト・コロナの2024年現在、その「熱気の残り」は滞留しているようにも見える。 収束を迎えつつあるサウナブームを前に、温浴施設サイドがどのような取り組みをしてユーザー確保に勤しむのか、またブームの再燃は起こりうるのか。 激動する温浴業界の未来展望