〜〜希少な国鉄形電車の世界その2「103系」「123系」〜〜 国鉄形電車の中には103系のように大量に製造され、各地の路線で活躍した車両がある一方で、限られた路線用に造られた国鉄形電車がある。例えば105系や123系といった車両があげられるだろう。 今回は地方ローカル線用に新造され、また一部は改造され105系と123系となった車両に迫ってみた。それぞれとても味わいのある車両なのである。 【はじめに】地方線区に残った旧型国電の置き換え用として登場前回に紹介した新性能電車101系と、経済性を重視した103系。両車両の大量投入によって、旧形電車(旧型国電とも呼ばれる)の置き換えがかなり進んだ。一方、地方の線区では1980年代まで、旧型国電が多く残っていた。地方の線区に残っていた旧型国電の置き換え用に誕生したのが105系だった。 ◆3扉か4扉車かで新造車か改造車か分かる 105系が登場したのは19