国内総生産(GDP)は国家の成功を測る指標としては誤解を招きやすく、各国は今すぐ新しい指標を取り入れるべきだと、オーストラリア国立大学クロフォード公共政策大学院のロバート・コスタンザ氏らは指摘しています。 Development: Time to leave GDP behind | Nature https://www.nature.com/articles/505283a GDPは1930年代から1940年代にかけて開発され、国連は各国にGDPを報告するためのデータ収集を義務づけています。しかし、それ以前からGDPの考案者であるサイモン・クズネッツ氏はGDPの成長を幸福度と同一視しないよう警告しています。 GDPは主に市場での取引を測定するものですが、社会的なコストや環境への影響、所得の不平等を無視しています。そのため、GDPは実社会には適していないとされているものの、明確な後継となる