受賞者は、ホームドア整備にあわせた既存路線における車椅子使用者の単独の乗降を実現した。車椅子などが通行する場合の段差を軽減するためホームの嵩上げを行ったことや、トイレの機能分散化、全車両に車椅子スペースを確保したことなど、バリアフリーの基準を越える試みを行っている。さらに車両とホームのギャップを小さくする櫛状ゴムに天板を設置するなど、先進的なバリアフリー化事業に取り組んでいる点を高く評価し、表彰することとした。 ■ 取組みの概要 大阪市交通局では、ホームドアの整備時に、電車とホーム間の段差や隙間を解消する整備を進めたことで車椅子使用者の単独乗降を可能にし、また、多機能トイレの機能を一般トイレに分散する工夫など、ハード面における駅施設の改善に取り組んでいる。ソフト面では交通局全スタッフによる見守り体制を構築し、一般の利用者にも共助のお願いに努めている。 ● ホームと車両との段差隙間の解消 平