天皇皇后ご夫妻が表舞台に登場する機会が増えている。3月11日には東日本大震災10周年記念式典に出席し、同月末には皇室行事「歌会始の儀」も復活した。 【写真】「小室圭君と母が私に送ってきた6通のメール」元婚約者が明かす そんななか、新年度の始まりと同時に、宮内庁でも西村泰彦宮内庁長官が新たな体制をスタートさせた。天皇のお世話役である「侍従長」は、小田野展文氏から別所浩郎侍従次長にバトンタッチ。侍従次長の後任には、天皇が皇太子時代に東宮侍従として仕えた坂根工博元国交省国土政策局長を据えた。 これで、侍従長は5代連続して外務官僚が就くことになるが、そこには微妙な変化も見られる。前例踏襲主義の“守り”の小田野氏に代わった別所氏は、国連大使や駐韓大使等を歴任した、国際派の“攻め”のタイプである。 「第一次安倍内閣時には日本人拉致問題で首相に直言した過去をもつなど、気骨もある」と言われ、外務省ととかく