芸能界風に言えば「一世を風靡」し続けた“政界親子鷹”、小泉純一郎元首相と進次郎総務会長代理の存在感がここにきて急低下している。父・純一郎氏は表舞台の活動停止を宣言、息子・進次郎氏も「近未来の総理総裁」の呼び声がほとんどなくなったからだ。 純一郎氏はこのほど、政界引退後の2013年から公式、非公式を問わずにさまざまな場で訴え続けてきた「原発ゼロ」活動の中止を宣言。1月に80歳となったことを理由とするが、ウクライナ危機などで国民の間でも「原発再稼働」を求める声が高まっていることが背景にあるとみられている。 寂しさが際立つ進次郎氏の現在地 一方、進次郎氏は2019年秋の第4次安倍第2次改造内閣での環境相就任後に相次いだ意味不明な言動などで「自民党のスーパースター」の座を失った。政界デビュー以来独走を続けてきた各種世論調査での「首相にしたい政治家ナンバーワン」からも滑り落ち、再起に向けた下積み生活