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市原悦子 家政婦は見たの検索結果1 - 2 件 / 2件

  • おノエ、お金持ちに遭遇する。 - onoesanとなんやかんや。

    ここ数年、あまりにも頻繁に動物病院に通っているonoesanこと私は、もはやすっかり常連気取り、新顔の患者さんには先輩風を吹かしている。 ケージを2つ持った人が来院したらすかさずドアを開けに行き、撫でてもらいたそうな犬がいたら、いそいそと隣に移動して全身を撫でまわす。 先生もスタッフの女性たちも、そんな余計なお世話を満足げに撒き散らす私を、変わらず冷めた目で見守ってくれている。 その日、待合室を見渡したものの手を貸せそうな目ぼしい相手が見つからなかった。それで、お気に入りの、全体がよく見渡せる席に座った。 しばらくして入口のドアから女性が入ってきた。艶のある茶色の髪を後ろでアップにし、白いニットのワンピースにスニーカーを合わせている。 30代後半くらいだろうか、カジュアルな雰囲気にまとめているが、細部に渡ってまったく隙がない。特に髪の毛の美しさときたらなかった。 髪には生活の疲れが出るし、

      おノエ、お金持ちに遭遇する。 - onoesanとなんやかんや。
    • 濱口桂一郎「家政婦は『家事使用人』ではなかった」

      労働政策研究・研修機構 研究所長 濱口 桂一郎 昨年9月29日、東京地方裁判所のある判決が注目を集めました。家政婦の女性が寝たきり老人の介護と家事で1週間泊まり込みで働いた後、心疾患で死亡したのです。7日間の労働時間は、介護は31.5時間、家事は101.5時間でした。月換算すれば過労死基準を充足します。夫は労災補償を請求しましたが、不支給となりました。 その理由は「家政婦は家事使用人だから」というものでした。夫は裁判に訴えましたが、裁判所も同じ結論でした。 というのも、今から76年前の1947年9月に労働基準法が施行されたときには、確かに家事使用人の適用除外規定は存在しましたが、それと並んで「派出婦会の派出の事業」が適用事業として明記されていたからです。派出婦とは、家政婦、付添婦など、まさに介護・家事を担う労働者のことです。その源流は、今から105年前の1918年に、東京市四谷区で大和俊子

        濱口桂一郎「家政婦は『家事使用人』ではなかった」
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