占いは好き、でも易(えき)って何?という人へ。易についてのお話1 「易」というと、みなさんどんなイメージをされるでしょうか。 パリでは、ベレー帽をかぶって、ボヘミアン・ネクタイをしている画家がいるように、 日本では、紋付を着てヒゲをはやしたおじさんが、竹でできた細長い棒(筮竹 ぜいちく) で占う、というような、ちょっぴりうさんくさいイメージをもっている方も多いのではないでし ょうか。 その昔、易について『当たるも八卦(はっけ)、当たらぬも八卦』と言った学者の方が いて、世間一般には“当たるのはまぐれで、当たらなくても当然”といったニュアンスで この言葉は今も残っているように思います。ところが、この言葉の正確な意味は、 『易占いには、(よく当たる)その道の名人といわれる人もいれば、(当たらない) やぶ易者もいる』という意味だそうで、易者の実力によって、占いの結果は異なる、 ということのよ