5月11日現在、新型インフルエンザはメキシコや米国など世界31カ国・地域で4000人を越える感染者が発生し、日本においても海外から帰国した4人の感染が確認された。 新型インフルエンザへの対応は、1998年に制定された感染症予防法(正式名称は「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」)の2008年改正で、感染症として「新型インフルエンザ等感染症」が追加され、同時に検疫法が改正されたことにより強化された。 感染症予防法は、感染症を一類感染症(エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱、痘そう、南米出血熱、ペスト、マールブルク病、ラッサ熱)、二類感染症(急性灰白髄炎、結核、ジフテリア、SARS、血清亜型H5N1の鳥インフルエンザ)、三類感染症(コレラ、細菌性赤痢、腸管出血性大腸菌感染症、腸チフス、パラチフス)、四類感染症(E型肝炎、A型肝炎、黄熱、Q熱、狂犬病、血清亜型H5N1を除く鳥イ