長女が通う高校も、先週まではリモートだったが今週から通学へと切り替わった。特別支援校なので元々クラスは少人数制だ。密になることはあり得ないが万が一ということもある。自分で症状を伝えにくい子も中にはいるので先生もナーバスにならざるを得ないだろう。 というわけで今週からまた以前の様に学校まで同伴通学をすることになった。通学途中に草野球チームのメンバーが経営する会社がある。表で顔を合わすことがあると必ずといって良いほど彼の夢物語を聞かされる。この会社を取り囲む当たり一面に様々な店や施設を立ち上げひとつの街にしたい、と概ねこの様なことだ。行く末は町名を自分の名字にしてしまうという悪行にも近い密かな企みをも持っているという。 「で、取り敢えず『駄菓子屋』を作るでね」 将を射んと欲すれば先ず馬を射よ、という中国の諺がある。つまり子どもをダシにすれば親をもコントロール出来るという寸法だろう。考えが顔同様