涼しくなってきましたね。 増税前の本の買い込みもしましたので、読書の秋にいそしみたいと思っています。 みなさんはどんな1週間を過ごされましたか? 今週印象に残った1冊を紹介します。 吉田篤弘さんの『おやすみ、東京』です。 おやすみ、東京 (ハルキ文庫) 午前一時、東京の夜では思った以上にさまざまな場所や場面で 誰かとすれ違っている。映画会社で撮影用の小物を調達しているミツキは、深夜に「果物のびわ」を朝9時までに探すように言われ、夜のタクシー「ブラックバード」の運転手、松井に協力を求め、夜の 街を探しまわる。わずかな違和感、寂しさ、記憶を抱えた者たちが夜の都会でつながっていく。 24時間スーパーなどをまわっても、びわは見つからず。ミツキは、カラスの生態に詳しい彼氏に、ダメ元でメールで問い合わせた ところ、何とびわが今なっている木が近くにあるという返事が。 松井の運転するタクシーで向かってみる