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桐野夏生の検索結果241 - 250 件 / 250件

  • 混住社会論2 桐野夏生『OUT』前編(講談社、一九九七年) - 出版・読書メモランダム

    桐野夏生の『OUT』を最初に取り上げたのは、この作品が拙著『〈郊外〉の誕生と死』(青弓社)の上梓とほぼ同時に刊行されていることに加え、私が本連載の「序」で示した八〇年代に顕著になり、九〇年代に入って定着した郊外の風景やファクターが出揃い、『OUT』という物語のフレームとバックヤードを形成しているからである。それはまったく同世代の桐野と私が同じ問題意識を共有しながら、やはり同じ時期に郊外をテーマとする小説と評論を書き続けていたことを意味していよう。 その事実はともかく、桐野の『OUT』において前提となっているのは、タイトルにこめられているように、まさに郊外が「OUT」の空間を表象していることだ。この英語の副詞の「OUT」は多くの意味を含んでいるにしても、ここでは「外れて」「狂って」「間違って」といった訳語と解釈を採用すべきだろうし、それは物語と登場人物たちにもそのまま当てはまるものである。そ

    • 【桐野夏生さん】オススメ5選~人間の暗部を暴き出す、イヤミス先駆者の傑作選~ | ブクログ通信

      こんにちは、ブクログ通信です。 ロマンスからミステリ、ハードボイルドまで、多彩なジャンルの作品を世に送り出している人気作家の桐野夏生さん。1984年に、『愛のゆくえ』がサンリオロマンス賞に佳作入選し、小説家デビューを果たしました。1993年に発表した『顔に降りかかる雨』では、第39回江戸川乱歩賞を受賞し、本格デビューを飾ります。1998年に『OUT』で日本推理作家協会賞受賞、1999年に『柔らかな頬』で第121回直木三十五賞を受賞し、作家としての地位を確固たるものにしました。その後も数々の名作を生み出し、ドラマ化や映画化も相次ぐ人気女性作家の一人です。 今回は、ブクログから桐野さんの代表作や人気作を5選紹介いたします。人間の負の側面や獣性を、えぐり出すように描写する桐野さんのダークな作品世界へ、ぜひ足を踏み入れてみてください。 『桐野夏生(きりの なつお)さんの経歴を見る』 桐野夏生さんの

        【桐野夏生さん】オススメ5選~人間の暗部を暴き出す、イヤミス先駆者の傑作選~ | ブクログ通信
      • 【レビュー・あらすじ・感想】インドラネット:桐野夏生 - うずまきぐ~るぐる

        インドラネット:桐野夏生著のレビューです。 感想・あらすじ 結末は天国か、地獄か?終わらない旅のはじまり インドラネット (角川書店単行本) 作者:桐野 夏生 KADOKAWA Amazon 感想・あらすじ 結末は天国か、地獄か?終わらない旅のはじまり ネタバレしないように書いていますが、ラストの雰囲気は綴っていますので、知りたくない方は「後半は~」の部分は読み飛ばして下さいね。 なんだろ、変な旅に巻き込まれちゃったなー、、、なんて気分になる不気味満載の小説でありました。 舞台はカンボジア。主人公は20代半ばの青年・八目晃。 八目はもうなんというか、コンプレックスが多く、会社でも顰蹙を買いまくるような男。生活も冴えなく、ゲームばかりしている。そんな彼が高校の同級生の父親の葬儀に出かけることから話が始まる。 カリスマ性を持つ野々宮空知と美貌の姉妹。空知は何のとりえもない八目となぜか仲良くして

          【レビュー・あらすじ・感想】インドラネット:桐野夏生 - うずまきぐ~るぐる 
        • 桐野夏生 グロテスク - Google 検索

          名門女子高に渦巻く女子高生たちの悪意と欺瞞。「ここは嫌らしいほどの階級社会なのよ」。 「わたし」とユリコは日本人の母とスイス人の父の間に生まれた。

          • 紫綬褒章に桐野夏生さん、立川志の輔さん|日テレNEWS NNN

            今年の秋の褒章の受章者が決まった。スポーツや芸術などの分野で功績のあった人に贈られる紫綬褒章には、小説家の桐野夏生さん(64)や、落語家の立川志の輔さん(61)が選ばれた。 桐野さんは現代社会の困難な課題に挑む作品を数多く執筆したことを評価されての受章。 桐野さん「誠意ある作家になりたいと思っています。今の時代を生きている人間たちを目をそらさずに見るというのが、私の中の誠意ですね」 また、落語家の立川志の輔さんも紫綬褒章を受章した。立川さんは受章にあたり、「(故・立川談志師匠の)「伝統を現代に」は、 わたしにとって大きな目標となり、多くの試行錯誤の原動力ともなりました」とコメントを発表した。 また、日本酒造りに貢献したとして、広島県の竹鶴酒造(株)の会長・竹鶴壽夫さん(74)が黄綬褒章を受章した。竹鶴酒造は「日本のウイスキーの父」と呼ばれ、テレビドラマの主人公のモデルにもなった竹鶴政孝さん

              紫綬褒章に桐野夏生さん、立川志の輔さん|日テレNEWS NNN
            • かわかつまちこ on Twitter: "東電OL…。また佐野眞一の本が売れるのかな。やだな。みんな、どうせなら桐野夏生の方がオススメだよ。"

              東電OL…。また佐野眞一の本が売れるのかな。やだな。みんな、どうせなら桐野夏生の方がオススメだよ。

                かわかつまちこ on Twitter: "東電OL…。また佐野眞一の本が売れるのかな。やだな。みんな、どうせなら桐野夏生の方がオススメだよ。"
              • 【読書感想】真珠とダイヤモンド 桐野夏生 - 空飛びラボ日記 Ver.2

                今週のお題「懐かしいもの」 お題ブログだけど読書感想 バブル時代を描いたものだから。 真珠とダイヤモンド 上 作者:桐野 夏生毎日新聞出版Amazon真珠とダイヤモンド 下 作者:桐野 夏生毎日新聞出版Amazon 福岡の証券会社に新入社員として入社した二人の女性を軸に物語は進みます。 一人は短大卒、美人で上昇志向が高くフロントレディとして採用された佳那。 もう一人は高卒、地味で堅実、事務職員として採用された水矢子(みやこ)。 何もかも違うような二人だですが、社内の多数派からは少しずつ浮いていることと、地元を捨てて東京に出たいという思いは共通していたことから仲良くなっていきます。 美しい佳那は、同じく同期の男性社員である望月に気に入られます。 この望月が、上昇志向だけは非常に強いものの、ただそれだけの男。まだ何者でもない若者。自分を客観視できず、また緻密な戦略を練ることもできないため、空回

                  【読書感想】真珠とダイヤモンド 桐野夏生 - 空飛びラボ日記 Ver.2
                • バラカ (集英社文芸単行本) 桐野夏生 [Kindle版]

                  発売日: 2016年2月26日 金曜日 - 発売中新刊発見日: 2016年01月30日(2024年07月11日 19時29分 JST時点 - 詳細はこちら)

                    バラカ (集英社文芸単行本) 桐野夏生 [Kindle版]
                  • 第二十五回「"タワマン"小説の発端の一冊として記憶されるであろう桐野夏生の『ハピネス』」 今月の団員:速水健朗 - コラム | Rooftop

                    第二十五回「"タワマン"小説の発端の一冊として記憶されるであろう桐野夏生の『ハピネス』」 今月の団員:速水健朗 2014.10.22 団地団が団地に対する偏愛をリレー形式で掲載していくコラムです。 団地団とは:大山顕、佐藤大、速水健朗、今井哲也、久保寺健彦の団地好きによるプロジェクト

                      第二十五回「"タワマン"小説の発端の一冊として記憶されるであろう桐野夏生の『ハピネス』」 今月の団員:速水健朗 - コラム | Rooftop
                    • 「裸踊りをさせられた人も」編集者が恐れる、桐野夏生のムチャぶり飲み会のヒミツ

                      『OUT』(講談社) 売り上げ100万部を超えた『東京島』(新潮社)や『OUT』(講談社)など、数々のヒット作を世に送り出している作家・桐野夏生。常に売り上げは順調で、文壇でも直木賞選考委員にも名を連ねるなど評価が高い桐野の原稿は、「各社がノドから手が出るほどほしがっている」(出版業界関係者)という状況だ。しかし、桐野を担当する編集者には、ある試練が待ち受けているとか――。 「担当すると、急な飲み会に頻繁に呼び出されるそうです。姉御肌の桐野は、いわゆる“古き良き時代の作家”。お酒の付き合いを大事にする、『楽しく飲めない奴とは、いい仕事はできない』という考え方なんです。編集者も、桐野1人を担当しているわけではないので、突然の呼び出しに毎回応じることは難しいのですが、原稿のために必死だそうです」(文芸編集者) もちろん、呼ばれた飲みの席に、ただ参加するだけでは済まされない。 「桐野は飲み始める

                        「裸踊りをさせられた人も」編集者が恐れる、桐野夏生のムチャぶり飲み会のヒミツ