画期的なプロダクトだったが… セグウェイ生産終了。このニュースを聞いて、思うことは人それぞれだろう。「まだ作っていたの?」と思う人がいるかもしれないし、「あんなに話題になったのに」と感じる人もいるかもしれない。 2001年に登場したセグウェイは、たしかに画期的なプロダクトだった。当時は電動のパーソナルモビリティは車いすタイプぐらいしかない中で、立ち乗りというスタイルを提案。しかも加減速を乗る人の体重移動で行うという、高度な技術に圧倒された。未来のモビリティシーンを気取りしたような気分だった。 20年ぐらい前にセグウェイに初めて乗った人の多くは、同じような気持ちを抱いたことだろう。ではなぜ、セグウェイは普及しなかったのか。 理由として、交通ルールを挙げる人がいる。 たしかに日本でセグウェイは、生まれ故郷の米国のように自由には乗れない。エンジンやモーターの力で走るパーソナルモビリティは、歩行者