日本での家電メーカーの勢力図が塗り変わるかもしれない。 世界的大手家電メーカーの中国「Midea Group(美的集団)」が擁する家電ブランド、「Comfee’」が日本市場へ本格参入した。シンプルな機能と直感的な操作性を売りにする同ブランド。2019年に日本でもオンライン販売を始めていたが、24年からは実店舗での販売をスタートし、オンライン販売網も強化する。 日本の白物家電市場に参入している「中国4大メーカー(Haier、Hisense、TCL、Midea Group)の中で、2027年までにマーケットシェアとオンライン販売シェアで1位獲得を目標」(日本美的の斉心氏)に掲げる。 かつて世界の市場を席巻した高品質、高性能のモノづくり大国・日本の電気製品が世界で売れなくなった代わりに、韓国や中華系メーカーが台頭した。すでにシャープや東芝など日本の大手家電メーカーの家電部門が中華系メーカーに買収