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横浜トリエンナーレの検索結果321 - 360 件 / 461件

  • ガブリエル・オロスコ インタビュー(2) - ART iT(アートイット)

    不可避の様式 インタビュー / アンドリュー・マークル Ⅰ. Yielding Stone (1992), Plasticine, 35.6 x 43.2 x 43.2 cm. Courtesy Gabriel Orozco and Marian Goodman Gallery. Ⅱ. ART iT ここまで、写真作品や、生活における身体の痕跡がどのように複数のコノテーション(潜在的意味)を持ちうるかということについて話してきました。これに関連しますが、あなたの作品は形跡がいかに私たちを騙すかについても明らかにしています。「My Hands are My Heart」(1991)の粘土の塊は、ある行為の客観的な痕跡であることと解釈的表現であることの間で揺れ動いています。見方によって、その塊は心臓の形ばかりでなく、拳の形や古代の化石を連想しますが、それにより、観客の意識をもともとの行為から遠

      ガブリエル・オロスコ インタビュー(2) - ART iT(アートイット)
    • ■ - kuro-nicle

      「歴史=物語(イストワール)の現在:情報・芸術・キャラクター」 池田剛介×黒瀬陽平×濱野智史×千葉雅也 @東京藝術大学系 在日フランス大使館旧庁舎解体前プロジェクト「NO MAN'S LAND」 冒頭に司会的役割の千葉氏から,それぞれの問題的を収斂させていく旨が説明され,ゲストからのプレゼンは始まる. 導入を意識した濱野氏のプレゼン「歴史の未来」.10年のコミュニケーション基盤の変化によって歴史はどう変化するか,というのが氏の問題意識だ.「思想地図vol.4」において,仲正昌樹氏の「「構成」の想像力」とゲストの黒瀬氏の「新しい「風景」の誕生」を対比的にみる.前者はアメリカのファウンディングファーザーなど歴史を位置づける起源ありきの歴史であり,後者はトラウマの歴史であり,起源が成立しないという解釈. また,「artscape」の連載に記述した「歴史の未来」において,デジタルアーカイブ論とデジ

        ■ - kuro-nicle
      • アートコラム artgene.plus|OCNアート artgene.(アートジェーン)

        監修:芹沢高志(P3 art and environmentディレクター) 1951年 東京生まれ。民間のシンクタンクで生態学的地域計画の研究に従事。1989年、P3 art and environmentを設立し、東京・四谷の東長寺地下に、実験的アートスペース『P3』を99年まで運営。帯広競馬場で開かれた国際現代美術展『デメーテル』の総合ディレクター(02年)、『アサヒ・アート・フェスティバル』実行委員会事務局長(02~04年) などを務め、現代美術と環境計画を中心に内外でプロジェクトを展開。『横浜トリエンナーレ2005』(9月28日~12月28日)では、川俣正総合ディレクターのもと、天野太郎、山野真悟とともにキュレーターを務める。 ・P3 art and environment http://p3.org/ ・デメーテル http://www.demeter.jp/ ・アサヒ・

        • 大巻 伸嗣 | アートアクセスあだち 音まち千住の縁

          Memorial Rebirth 千住 1分間に最大1万個のシャボン玉を生み出す装置を数十個並べて、無数のシャボン玉で見慣れたまちを一瞬にして光の風景へと変貌させる現代美術家の大巻伸嗣のアートパフォーマンス、Memorial Rebirth(通称:メモリバ)。 千住では、2012年3月にいろは通りから始まり、区内の小学校や公園など毎年場所を変えながらリレーのバトンのように手渡されてきました。その過程で、オリジナルの盆踊り「しゃボンおどり」が誕生したり、歌詞ができたり、夜空にシャボン玉を飛ばす「夜の部」が始まったりと、その形を変えながら、まちの様々な記憶と人をつないでいます。 ▶︎千住のメモリバ、特設ウェブサイトはこちら! 大巻 伸嗣|おおまき しんじ 1971 年岐阜県生まれ。東京藝術大学美術学部彫刻科教授。アジアパシフィックトリエンナーレや横浜トリエンナーレ2008、エルメス セーヴル店

          • 大学教育が死んで、日本の知が崩壊する?(2)|NetIB-News

            横浜国立大学 教育人間科学部 教授 室井 尚 氏 大学では経済界が求める人材を養成して欲しい ――前回の印象では、かなり強引に、安倍政権、文科省が「国立大学改革」、「ミッションの再定義」を進めた印象を持ちました。そもそも大学とはどのようなところなのでしょうか。また、どのようなところであるべきなのでしょうか。 室井 今よく言われているのは、「大学は、社会の役に立つ技術を教え、英語を使って、グローバル化時代の国際社会にすぐ飛び込んで戦えるような人材を送り出して欲しい。経済界が求めているような人材を大学は養成して欲しい」ということです。 すべての命令を判定する自由を持つような学部 ――しかし一方で、先生も言われておりますが、大学は必ずしも「グローバル化時代に対応する人材の養成工場ではない」という意見もあります。 室井 それは忘れてはいけない重要な点だと思います。吉見俊哉氏は『大学とは何か』(岩波

              大学教育が死んで、日本の知が崩壊する?(2)|NetIB-News
            • 大友良英、ジム・オルーク、町田良夫、にかスープ&さやソース等の音楽と共に鑑賞する『ダニ・カラヴァン展』 - webDICE

              <隠された庭への道>部分 札幌芸術の森 北海道 1992-1999年©新津写真 比類ない規模の環境彫刻(周囲の環境との調和を図るような大規模の立体作品)を手がけてきた稀有な芸術家、ダニ・カラヴァンの展覧会『ダニ・カラヴァン展』が、9月2日(火)より世田谷美術館にて開催。本展はテル・アヴィヴ美術館(イスラエル)とマルティン・グロピウス・バウ(ドイツ)の協力のもとに企画された国際巡回展であり、環境彫刻家の広大な活動の軌跡を回顧する。 ダニ・カラヴァンは建国前のイスラエルの地に生まれ、フィレンツェやパリで絵画とフレスコ画を学び、マーサ・グレアム、ジャン・カルロ・メノッティらの舞台美術を担当。そしてイサム・ノグチやブランクーシ、ジャコメッティに多大な啓示を受けて環境彫刻へとその表現を展開し、ヴェネツィア・ビエンナーレ(第38回)やドクメンタ(第6回と第8回)に参加、その国際的評価を確実なものにした

                大友良英、ジム・オルーク、町田良夫、にかスープ&さやソース等の音楽と共に鑑賞する『ダニ・カラヴァン展』 - webDICE
              • 日本の現代アート | special | verita

                ほんの十数年前までは、コンテンポラリ・アートというと少々敷居が高く、どこか難解そうなイメージがつきまとっていたものだが、ここ最近、そんなマイナーなアートもぐっと身近な存在に変わってきた。音楽やファッションと肩を並べるポップ・カルチャー! とまではいかないものの、見る人に未知の刺激を注入するアートの面白さは格別なもの。この秋は「横浜トリエンナーレ2008」のような大型展なども多いので、普段とは違うアート探索を楽しむ絶好のチャンスだ。 さて、一概に現代アートと言っても、そのシーンは多様そのもの。たとえば絵画やドローイングといった平面が目立ったり、映像に力を入れるアーティストが増えたりと流行りの傾向は見られるものの、かつてのように大きなムーブメントで特定のスタイル一色になることはまずない。むしろ、先達の編み出した表現方法を器用にサンプリングし、作品のコンセプトやその時その場によって自在に使い分け

                • 「ヨコハマトリエンナーレ 2017」横浜で3年に1度行われる、現代アートの国際展

                  CONTENTS ニュース ニュース TOP ファッション ビューティ グルメ アート 映画 音楽 ライフスタイル・カルチャー ジャンル 性別 コレクション コレクション TOP 2024-25年秋冬 2024年春夏 2023-24年秋冬 2023年春夏 2022-23年秋冬 2022年春夏 2021-22年秋冬 2021年春夏 2020-21年秋冬 2020年春夏 性別 カレンダー カレンダー TOP 今週の予定 今日の予定 週末の予定 カテゴリ別 スナップ スナップ TOP パンツ スニーカー ブーツ ショルダーバック シャツ ドレスシューズ セーター スカート 時計 アイウェア ハンドバック フォーマルジャケット リング Tシャツ トートバッグ 性別 ブランド別 場所別 ショップ ショップ TOP セレクトショップ ブランドショップ 古着・ヴィンテージショップ その他の店舗 ブランド

                    「ヨコハマトリエンナーレ 2017」横浜で3年に1度行われる、現代アートの国際展
                  • FACTORY | 作品集『ペーター・フィッシュリ ダヴィッド・ヴァイス』刊行記念!『事の次第』『ゆずれない事』上映会(トークゲスト:クワクボリョウタ、泉太郎)

                    金沢21世紀美術館の個展が終了したばかりのペーター・フィッシュリ&ダヴィッド・ヴァイス。 ありふれた日常の光景をユーモラスかつ思想的な視点で捉え、世界中から注目を集める彼らの日本初となる作品集『ペーター・フィッシュリ ダヴィッド・ヴァイス』と著書『幸福はぼくを見つけてくれるかな?』の刊行を記念して、代表作である『事の次第』、『ゆずれない事』の二作品を上映、トークゲストには、クワクボリョウタさん、泉太郎さんの両氏をお迎えし、1日限りのスペシャルイベントを開催いたします!! ●上映作品:『事の次第』、『ゆずれない事』 ●トーク:クワクボリョウタ、泉太郎 □日時:2011年1月16日(日) 15:15開場/15:30開演 □料金:¥1,500 (1ドリンク付き/メール予約できます) 予約方法 このイベントへの参加予約をご希望の方は、 (1)お名前 (2)人数 [一度のご予約で3名様ま

                    • ▼「ヨーゼフ・ボイスの社会彫刻論は過小評価されている」 | イノレコモンズのふた。

                      ▼ヨーゼフ・ボイス「社会彫刻」 ▼「Beuys in Japan:ボイスがいた8日間」 [日時] 2009年10月31日(土)~2010年1月24日(日) [場所] 水戸芸術館現代美術ギャラリー [主催] 財団法人水戸市芸術振興財団、読売新聞東京本社 [企画] 高橋瑞木(水戸芸術館現代美術センター) ▼ヨーゼフ・ボイス「私は先住民のアメリカがすき、アメリカも私がすき」 【概要】「本展は、戦後ドイツ美術の第一人者、ヨゼフ・ボイス(1921~1986)の作品や活動を、現代日本の視点で検証する展覧会です。マルセル・デュシャン、アンディ・ウォーホールと並び、20世紀を代表するアーティストであるボイスは、亡くなる2年前の1984年に、西武美術館(東京、池袋)での個展のために来日しました。西洋の思想や芸術の長い歴史の土壌で培われたボイスの芸術は、日本人が理解するには難解だと言われますが、8日間の滞在中

                        ▼「ヨーゼフ・ボイスの社会彫刻論は過小評価されている」 | イノレコモンズのふた。
                      • 内藤礼に関するささやかな試論 - mmpoloの日記

                        横浜トリエンナーレの三渓園での内藤礼の展示は見事だった。三渓園に移築された農家の古い苫屋、狭い畳敷きの部屋に電熱器が置かれ、その上に絹糸が垂れ下がっている。電熱器から立ち上る上昇気流のために絹糸がふわりふわりと揺れている。無人の古い室内に漂う微かな何かの気配。この三渓園の内藤のインスタレーションは成功していた。 あるいは東京都現代美術館の展示室内に設置された矩形の小さな小屋。室内の両側の壁に造られた手すりはわずかな傾斜を与えられている。蛇口から流れる水に揺らめくビンの中の薄い布。ガラス窓を挟んで置かれた水が入れられた2つのガラス瓶の水位はわずかに異なっている。 神奈川県立近代美術館の個展では、中庭の吹き抜けから垂れ下がったリボンが風に舞っている。あるいは壁の割れ目に挟まれたコイン、手すりに置かれた水の入ったガラス瓶。 ギャラリー小柳の展示では薄いピンク色がかすかに残るドローイングが100万

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                        • 「直島・家プロジェクト」レポート

                          横浜で新しい地域型のアートプロジェクトが行なわれている。2008年9月11日から11月30日まで、横浜トリエンナーレと同時期に開催された「黄金町バザール」である。舞台は、京浜急行日ノ出町駅から黄金町駅までの大岡川沿いにある、通称、「初黄・日ノ出町」と呼ばれる地区である(「初黄・日ノ出町」は、初音町、黄金町、日ノ出町の3町内を指す)。横浜駅にも近く、都心にもアクセスしやすい立地である。しかし、ここはかつて違法な特殊飲食店が軒を連ねていた地域で、「黄金町」というと、近寄りがたい暗いイメージを持つ人は少なくない。その過去のイメージを払拭し、新しい活動によって再生していく、その最初の一歩として、今回の「黄金町バザール」が行なわれた。 大岡川沿いに会場となっているエリアを歩くと、真新しい高架下のアート施設が目に入る。屋外ではワークショップなどに参加する子どもたちが走り回り、楽しげな雰囲気が伝わるが、

                          • BARGE曳航-水上ラウンジLOB13が出来るまで#1 | Chart Table

                            前回報告したような経緯により、残念ながら水上ラウンジLOB13は廃船になってしまったので、これを機会に記録をまとめておくことにしよう。LOB13はどのようにして生まれたのか?記憶をたどって僕の視点から見た記録を記述しておこうと思う。 以前、1.5年ほど井出が芝浦でひっそり開店させていた水上BAR 「Life On Board」を合法的に実現させようということがきっかけの一つになり結成されたBPA。はしけを利用した水上スペースを都内の運河のどこかに係留したいと運河マップを作りながら、夢想していた2004年冬。新聞にて、横浜港湾エリアで現代アートの国際展、ディレクターの磯崎新が辞退し、急遽川俣正に決定との記事を目にした。漠然とここに出せたら実現するんじゃないの?と半ば冗談で言っていた。だが、キューレターに芹沢高志氏ら3名が決まったところで話が現実に。 たまたまBPA坂倉が慶応大学で助手をやって

                              BARGE曳航-水上ラウンジLOB13が出来るまで#1 | Chart Table
                            • 音声ガイド無料!全作品写真撮影OK!!「ヨコトリ」へ行こう!!!

                              横浜を舞台に3年に一度開かれる国際展覧会「横浜トリエンナーレ」。2001年から回を重ねること今年で6度目となる「ヨコハマトリエンナーレ2017 島と星座とガラパゴス」が、11月5日までみなとみらい地区で開催されています。 http://www.yokohamatriennale.jp/2017/ ゴッホやラッセンの作品は好きでも、現代アートは観ても何が何だかさっぱり分からなくてとにかく難しそうというイメージをお持ちではないでしょうか。 ましてや国際的な展覧会となると、名前すら全く知らないアーティストたちばかりで、何をどう鑑賞し楽しんだらよいのか確かに戸惑ってしまいますよね。 でも、そんな心配はヨコトリに関しては無用です。「ヨコハマトリエンナーレ2017」を普段現代アートに接する機会の少ない人にも手軽に楽しめる、音声ガイドアプリを無料で提供しているのです。 これがかなりの優れモノで、アートフ

                                音声ガイド無料!全作品写真撮影OK!!「ヨコトリ」へ行こう!!!
                              • lr.hikosaka02

                                ウェブマガジンとオンデマンド出版のほんほん堂 「LR」目次へ(ほかの記事が読めます) 彦坂 尚嘉 naoyoshi hikosaka +白川昌生+しいはらのぶひろ+中ザワヒデキ+山本育夫(今回の登場者) mailto:dergruneheinrich@lycos.ne.jp 彦坂尚嘉さん、美術品観察学会メーリングリストで、 問題提起! その2 「試行錯誤を繰り返してたどり着いた今の地点では、私は呪術性を《退化》として否定 するのです。」(彦坂) 以下は、美術品観察学会のメーリングリスト(aw-ml)上で展開された彦坂さんの問題提起と、それに対するメンバーの応酬のようすを、それぞれの皆さんの了解を得た上で、転載したものです。相当長いものですので、何回かに分けて紹介します。 ↓ スタート 01.7.25 8:00 AM/ひこさか/Elwood(hiko@ja2.so-net.ne.jp)さんは

                                • 東京都庭園美術館で内藤礼展「信の感情」を見る - mmpoloの日記

                                  東京都庭園美術館がリニューアルオープンし、内藤礼展「信の感情」が開かれた(12月25日まで)。庭園美術館には新しくギャラリーが作られて、内藤のタブローが十数点展示され、そのほか旧浅香宮邸の雅な各部屋のあちこちに内藤の作った小さな木彫作品が置かれている。小さな木彫作品というのは、展覧会のパンフレットの写真にある高さ数センチほどの人形で、丸い頭には細い眼が描かれている。それが鏡の前やガラス窓の前などにひっそりと置かれている。 ギャラリーに展示されているタブローはほとんど真っ白で、何も描かれていないように見える。しかしそれはアクリル絵の具をわずかだけ水に溶かし何度も重ねたもので、色彩の始まりを表現したものだという。見つめているとふとした瞬間に色彩が浮かび上がるという。 内藤はいつも自己の内面を見つめてそれを作品にしている。内藤が関心を持つのはただ自己だけだ。自己の外、他者とか社会には一切関心がな

                                    東京都庭園美術館で内藤礼展「信の感情」を見る - mmpoloの日記
                                  • 『10+1』総目次no.1-50(1994-2008)

                                    (最終更新2014.8.25) INAX出版の『10+1』Databaseが雑誌記事を無料公開企画をおこなっている。このメインページは人名・書籍・建築物・キーワードなどから記事を関連記事を見つけ出せるため興味深いものとなっているが、付属のDBの雑誌バックナンバーページからは公開制限記事と公開記事が混在して把握しづらいため、書誌作成と併せて公開済の記事を目次順に並べた。 DB更新履歴を見るとわかるように現在進行中の企画なので今後公開が進むようだ。10+1DBは更新を報告してくれるTwitterアカウントがある。 原則として連載記事は公開していない。単行本に収められた記事は把握できたものにかぎり、〔〕で囲んで書誌情報を付した。ドミニク・チェン氏の記事は当人のblogで公開されているpdfファイルにリンクした。2010.8に作成したdocファイルをテキストファイル置き場にアップロード。このファイ

                                    • stkysm's blog

                                      (あとで書き直す予定ですが、フライング気味に公開しておきます) --- 東京都現代美術館開館20周年記念MOTコレクション特別企画「コンタクツ」に行ってきた。今年度、東京都現代美術館のコレクション展(常設)は、同館が開館20周年を迎えたことにちなんで、3期にかけて「特別企画」が組まれている。現在開催中の第2弾は、「コンタクツ」と題し、手法や世代、活動領域の違う作家や作品をあえて組み合わせる「コンタクツ」を見せてくれている。 なかでも、印象に残ったのは最初の組み合わせ「アンソニー・カロ×安齊重男」だった。アンソニー・カロは、同館の最初の企画展示でとりあげた彫刻作家であり*1*2、また、安斎重男氏は、1970年以降現代美術の作家や作品を撮影しているアートドキュメンタリストである。 自分が安斎氏の名をきいて真っ先に思い出すのはANZAÏフォトアーカイブである。これは、国立新美術館に所蔵されている

                                        stkysm's blog
                                      • 徐京植評論集Ⅲ『日本リベラル派の頽落』「あとがき」より - 株式会社 高文研

                                        その暗い地下室に入っていくと、部屋いっぱいに瓦礫が積み重なっていた。半ば瓦礫に埋もれるように、大きな球形の物体がある。よく見ると巨大な眼球だ。瞳に映った何かが蠢いている。それは幾種類もの核爆発のキノコ雲であった。暗い通路をたどって次の部屋に行くと、廃墟のような場所にタテ、ヨコ、ナナメにLED灯が赤く点っている。「国の交戦権は」「これを認めない」「陸海空軍その他の戦力は」「これを保持しない」……断片化された憲法九条の条文である。その場所は横浜市開港記念会館の地下。私は横浜トリエンナーレ美術展に来たのだ。作家は柳幸典である。 折からの台風。朝から各会場を回ってきた私の靴は水浸しだ。「この天候では投票率も上がらないだろうな」。その日は10月22日。「大義なき自己都合解散」による衆議院議員選挙の投票日だった。まさにそういう日に出遭うにふさわしい作品であったと言うべきか。 開票の結果は周知のとおり、

                                        • 「横浜トリエンナーレ2011」(後編・日本郵船海岸通倉庫) 横浜美術館、日本郵船海岸通倉庫

                                          「横浜トリエンナーレ2011 OUR MAGIC HOUR」 横浜美術館、日本郵船海岸通倉庫(BankART Studio NYK) 8/6-11/6 「前編・横浜美術館」の記事に続きます。横浜トリエンナーレ2011へ行ってきました。 横浜美術館から巡回バスに揺られること約10分、馬車道近くの日本郵船海岸通倉庫こと「BankART Studio NYK」こそが、今回のトリエンナーレのもう一つのメインスペースです。 ソン・ドン+イン・シウジェン「Chopsticks3」 こちらは前回のトリエンナーレでも会場です。作家数は約30弱と浜美に比べると少なめですが、主に映像を中心に見応えのある作品も点在していました。 そしてその映像として一番に挙げたいのがクリスチャン・マークレーの「The Clock」に他なりません。本作は今年のヴェネツィア・ビエンナーレで金獅子賞を受賞したということで前々から話題

                                            「横浜トリエンナーレ2011」(後編・日本郵船海岸通倉庫) 横浜美術館、日本郵船海岸通倉庫
                                          • GEISAIに寄らなかった - すべての夢のたび。

                                            華麗なる架神恭介 : 【3/8】くそつまんなかった 昨日の例大祭の横でやってたGEISAI#12の、出展する側の方のエントリ。興味深いです。 先日までツンデレ気味にGEISAIに悪態を吐いていたけど、いざ蓋を開けてみると本格的につまらないイベントでデレることもままならなかった。 また、質的な意味ではなく、純粋に企画的に見ても微妙。まず、客の絶対数が少なすぎる。次にステージングが弱すぎる。今回はお隣の例大祭の客を狙ってのキャスティングだったと思うが見事に外していた。ゾンビーズも王族バンドも舞台でスゲー頑張ってたのに、客席との温度差が大きすぎた。ゼロアカのステージングは壊滅的につまらなかったか、もしくは私の気付かない全く新しい表現法を試していたかのどちらかだろう。 なんと、「例大祭の客を狙ってのキャスティングだったと思うが」ですって??  う〜ん、そうなのかなぁ。それなら、例大祭のカタログに広

                                              GEISAIに寄らなかった - すべての夢のたび。
                                            • 【川崎・ねこスポット】扇町駅(鶴見線)の猫に会いに行ってきました! - vaifreak's 完コピ道、時々ねこ

                                              ■猫がわらわら集まる無人駅(荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ”) 上の記事を見て家から近いので、連休中日にJR鶴見線終点の「扇町駅」まで行ってきてしまいました。(ちなみに大阪にも扇町駅があるようですね) ちょっとした旅気分が味わえるよいお出かけになりました。 本日は写真満載でお送りします! 実は鶴見線あたりは鉄道マニアには結構有名のようで、鶴見線&扇町で検索すると多くの記事がヒットする。 というのも、南武線の支線で浜川崎駅から乗り換えていったのだが、この時点で電車が2両!しかも浜川崎駅からして既に無人駅!! さらに鶴見線に入ると時刻表からしてこのとおり(1時間に1~2本、平日の朝夕だけ工場勤務の人が乗るのでしょう、4本程度ありますが)、 ・・・しぶい!しぶすぎる! 横浜から 210円 圏内なのにこんなにディープな場所があったなんて、大発見です。 さて、しばし電車に揺られて…ついた~!「扇

                                                【川崎・ねこスポット】扇町駅(鶴見線)の猫に会いに行ってきました! - vaifreak's 完コピ道、時々ねこ
                                              • ヨコハマ国際映像祭2009 CREAM – Creativity for Arts and Media –

                                                「ヨコハマ国際映像祭2009 CREAM - Creativity for Arts and Media -」は、映画祭ではなくて、映像祭。映像って映画よりもさらに言葉の幅が広すぎて、実際は何を見せてるんじゃろ? それに最近はTVやDVDだけでなく、YouTubeやニコニコ動画などで今までは一部の人と一部の場所しか持てなかった映像が時間軸も無視して気軽に家で楽しめちゃう時代なのに、場所と時間を限定したエキシビジョンを開催するなんてなんでだろ? と気になったので、何はともあれ実際に見に行ってきました! 《I'm a minute.》細谷宏昌(東京芸大佐藤研)+うえ田みお(ユーフラテス) 監修・佐藤雅彦 会場は横浜トリエンナーレでも使用された新港ピア、BankART StudioNYKの他、東京藝術大学大学院 映像研究科馬車道校舎、野毛山動物園、黄金町バザール 1の1スタジオと点在された会場で

                                                  ヨコハマ国際映像祭2009 CREAM – Creativity for Arts and Media –
                                                • Mystics ~progress beyond the festival~

                                                  僕らだけの海、ビーチ、洞窟、星空をそこに見つけた。閉ざされた楽園の中だからこそ限りなく自由なパーティーを。全ての人が囚われている感覚を解放するために僕たちはまた音をだす。時は、七夕。この日この場所にだけ降り注ぐ音のなかで、あなたなら何して遊ぶ?11:00 open / 12:00 - 19:30 / 6:30 - 13:00 Sound : FUNKTION-ONE -Live- Kaito aka Hiroshi Watanabe -exclusive ambient live set-(Kompakt) KOMPAKTよりKAITO名義で数々の作品を発表する傍ら、ギリシャはKlik Recordsを拠点としても活動を続けるHiroshi Watanabe。驚異的なヒットを記録しFrancois K.のミックスCDに収録されるなど大反響を呼び、現在も世界中でスピンされ続けている「Spec

                                                  • stack!! 長谷川祐子 松井みどり 住友文彦 @ 東京都現代美術館

                                                    東京都現代美術館で行われたセッションでの一コマ。特に長谷川さんと松井さんが一緒に写ってるのは珍しいでしょ? このセッション、ギリギリになって知って慌てて行ったんですが、無理して行ってよかったです。実際すごく面白かった。松井さんはコンテクストの読み込みをアーティストがやっているのを意識してか、脱差異化を読み解く事ができる作品を取り上げてましたね。これ、是非長谷川さんと対談して欲しいんですが。 意外に、といったらとても失礼なんですが建築家の青木淳さんの話と松井さんとの話をあわせて聞くとお互いがうまく補完し合っていてとても分かりやすいです。真ん中に座っていた中井さんは正直話がだらだら長いっす。いやとても面白い資料もあってセッションを補強する上で住友さんは必要だと踏んだんだと思いますがそれをやるにはもっとたっぷり時間をとってあげないと中井さんを呼んだ意味が半減してしまうのではないでしょうか。 松井

                                                    • 現在のアート<2013>

                                                      / Events / 【 24/01/22 】『流れの中で』読書会 #4<第1章|流れ(フロー)に入る> 【 24/01/08 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1937a|ヨーロッパの芸術とプロパガンダ 【 23/12/18 】『流れの中で』読書会 #3<イントロダクションー芸術の流体力学><第1章|流れ(フロー)に入る> 【 23/12/04 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1937b|両大戦間のヨーロッパ抽象 ////////// 現在のアート<2013> ////////// 2013年のそれそれの活動や関心を振り返りながら、現在のアートについて考えます。 日程:2013年12月21日(土)10:00〜29:00 場所:主に森美術館展示室内(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53F)[地図] 定員:8

                                                      • 「盗めるアート展」を振り返って

                                                        多くのメディアで取り上げられて話題となった『盗めるアート展』は、2020年7月10日24時に開催を控え、会場のセイムギャラリー(same gallery)入り口に規制線が張られ、周囲には多くの人々が詰め掛けていた。しかし、予想以上の人が殺到して予定より30分ほど早く規制線が解かれ、その瞬間にギャラリー内に人が殺到、一瞬とも言える速さで全作品が盗まれてしまったことは、すでに報じられているところだ。 ギャラリー前に集まりだす人々 公式サイトによれば、この展示のコンセプトは、「盗んでよいものとして作品が展示されるとき、アーティストはどのような作品を展示するのか? 鑑賞者と作品の関係性はどうなるのか? 芸術作品に常にまとわりつく、ギャラリーや美術館という守られた展示空間との既存の関係性が壊された空間で、現代における芸術作品のありようを違った角度から捉え直す機会となったら幸いです」というものであった

                                                          「盗めるアート展」を振り返って
                                                        • ジャルジャル、会田誠、しりあがり寿が探るアートと笑いの境界線 | CINRA

                                                          「アートと笑いに境界はあるのか、ないのか、いろんな方法で確かめたい」 2月2日、厳かな雰囲気の漂う横浜市開港記念会館の講堂で、ある一風変わったイベントが開催された。「ヨコハマアートラリー アートと笑いの境界線」。普段は結びつくことのないお笑いとアートの領域で活躍するプレイヤーが集い、そのあいだにあるかもしれない共通性や接点を、実演を交えて探ろうという趣旨だ。 主催は、3年に1度横浜で開催される現代アートの国際展『横浜トリエンナーレ』の組織委員会。アートファン以外にもアートを身近に感じてもらう機会を作りたいとの思いから、放送作家の倉本美津留に声をかけ、倉本が主宰として企画したイベントが実施された。 会場となった横浜市開港記念会館 『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)などを手がけてきた倉本は、近年、ふと笑ってしまうアート作品を紹介する番組『アートはアーホ!』(フジテレビ系)や、『アー!!ット叫

                                                            ジャルジャル、会田誠、しりあがり寿が探るアートと笑いの境界線 | CINRA
                                                          • 観光立県へ総力戦 : 神奈川 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

                                                            年度内に県振興条例 県は、観光産業の振興を図り、誘客を促進するため「県観光振興条例(仮称)」を今年度内に制定する方針を固めた。義務や罰則は定めないが、県や観光関係事業者、県民などが果たすべき役割を明文化することで、県全体で観光立県を目指す狙い。各都道府県とも地域活性化のため、観光振興を強化しており、県は「条例で県の姿勢を広く表明し、神奈川の活力を高めたい」としている。 県の素案によると、条例の目的は、観光振興によって地域経済の活性化や県民生活の向上を図ること。政策を打ち出す際の基本理念として、歴史、文化、自然、産業など多様な資源を生かし、市町村を横断して広域的に取り組むことなどを盛り込みたいとしている。 責務と役割は、県が観光振興のための計画を策定し推進する、ホテルや観光施設など事業者は良質なサービスを提供して魅力を向上させる、県民は観光客を温かく迎えることなどに努める――とする。 県内へ

                                                            • 南後由和「『集合知型リサーチ』という試み」(1/2)

                                                              1.診断→予測→提案型リサーチの復権 1960年代には丹下健三、地理学者の木内信蔵らが日本地域開発センターを主導した。70年代にはCDIやNIRAなどのシンクタンクの創設が相次ぎ、黒川紀章が社会工学研究所を率いるなど、都市のマクロ的リサーチが隆盛した。なかでも日本地域開発センターは、国土計画、地域経済、交通・人口量調査などの統計データを駆使し、それらのデータをアイソタイプなどによってヴィジュアル化した。そのことにより、都市の全体的な構造を浮かび上がらせ、共有可能なものにし、政策提言へと結びつけていった *1。 その後、80年代は江戸-東京論ブームのもと、記号論、現象学、カオス肯定論を通じた、コンテクストの読み込み、表層や断片の類型化、街路における経験の記述など、都市のミクロ的リサーチが進んだ。具体的には、陣内秀信の『東京の空間人類学』や藤森照信らの路上観察学会の仕事などを挙げることがで

                                                              • 駆け足で巡るあいちトリエンナーレ2010 - 日毎に敵と懶惰に戦う

                                                                会期が31日までと閉会が迫る中、あいちトリエンナーレに行ってきた。午後から行動開始して20時まで、とにかく一通り見て回る…ということになりそう。本来はパフォーマンスが充実しているんだけれど、スケジュールも合わないし時間が無いので、その方面への言及は無しです。あと、一番好きな高嶺格の作品は期間限定でもう終わっているんだね、残念。 名古屋駅のチケットショップで国際美術展の入場券を購入(1800円→1200円)して、まずは地下鉄で一駅、伏見へ。駅から各会場に向かう案内がきちんとしており、街の辻には案内人がちゃんと立っており、相当お金かけてやってるんだなー、というのが良く分かる。会場の場所も気合いが入っているし、最近迷走中の横浜トリエンナーレの、一番いろいろ豪華だった第1回の開催よりも、よほど気合いが入っているようだ。 会場はいくつかに分散しており、まずはその一つ、名古屋市美術館へ。見ればすぐわか

                                                                  駆け足で巡るあいちトリエンナーレ2010 - 日毎に敵と懶惰に戦う
                                                                • どうなる2008年の「創造都市・横浜」? ~「想像力」と「寛容性」が未来を創る~

                                                                  特集 2008.01.04 どうなる2008年の「創造都市・横浜」? ~「想像力」と「寛容性」が未来を創る~ ■2009年へ向けて準備が整った年 編集部A 2007年をざっと振り返ってみて思ったんですが、2006年に比べてビッグニュースが少なかったですよね。 編集部B 確かに。2006年みたいに、横浜ベイクォーターのような大規模商業施設のオープンもなかったしね。都心臨海部じゃなければ、都筑区に「ららぽーと横浜」がオープンしたんだけれど。 編集部A それと、2006年は横浜市長選もあったし。 編集部B そういう意味じゃ、2007年はどのニュースも小粒な印象は否めないな。 編集部C でも、その見方はちょっと大雑把というか、マクロ的に過ぎるような気がする。我々、地域メディアはもっとミクロ的に見ていく必要があると思う。 編集部B というと? 編集部C 2007年のニュースを細かく見ていくと、200

                                                                  • 三溪園: 会場・アクセス | 横浜トリエンナーレ 2008

                                                                    本牧の自然を活かした広大な敷地の中に歴史的価値の高い建造物が配置された三溪園は、横浜の観光スポットであるのみならず、かつて新進芸術家の育成と支援の場となったことでも知られます。この日本庭園の外苑に配された重要文化財指定の古建築の内部や野外を利用し、5〜6人の作家が展示を行なうほか、パフォーマンスも実施予定です。 〒231-0824 横浜市中区本牧三之谷58-1 http://www.sankeien.or.jp 開園時間:9:00 - 17:00 (トリエンナーレ作品の観覧は16:30まで) ※トリエンナーレ作品の観覧時間は建物により多少異なります。 ※天候により作品をご覧いただけない場合があります。

                                                                    • 【ご案内:クリスチャン・マークレー「The Clock」24時間上映決定】 - ヨコハマトリエンナーレ2011 "OUR MAGIC HOUR"

                                                                      2011.10.4 【ご案内:クリスチャン・マークレー「The Clock」24時間上映決定】 日本郵船海岸通倉庫の会場で展示中のクリスチャン・マークレーの作品《The Clock》は第54回ヴェネツィア・ビエンナーレ(2011年)金獅子賞受賞作品。今回は、24時間全てをご覧いただける1度きりのチャンスです。 【日時】2011年10月26日(水)20:00~10月27日(木)20:00 【会場】日本郵船海岸通倉庫3階 クリスチャン・マークレー《The Clock》展示室 【定員】60名 【観覧・入場に関して】 ●ヨコハマトリエンナーレ2011のチケット提示が必要です(入場前・入場済みのチケット有効)。チケットのない方は会場にて当日券をお買い求めいただけます。 ●当日先着順、19:00より会場にて整理券配布します。 ●本上映会は映画鑑賞会ではありません。展示の一環として行われ

                                                                      • 美術の基礎問題 連載第16回……村田 真

                                                                        美術の基礎問題 連載第16回 村田 真 .. 2.展覧会について .. 常設展と特別展 ひとくちに展覧会といっても、身内の人しか見に来ないような貸し画廊での個展から、100万人以上を動員する「ブロックバスター」と呼ばれる超大型展まで、規模も目的もさまざまある。近年では画廊や美術館だけでなく、商店街や駅の構内、公園、田んぼ、路上、ウェブ上、ビルとビルの隙間などいたるところで展覧会が開かれるようになった。そうした野外展についてはいずれ取り上げるとして、ここではひとまず美術館の展覧会から始めよう。 美術館での展覧会は、大きく分けて常設展と特別展(企画展)に分類できる。常設展とはいうまでもなく、その美術館の所蔵するコレクションを展示することだが、コレクションのすべてを展示するとは限らない、というより、その一部しか展示しない(できない)のがふつうだ。とりわけコレクションが数十万点規模におよぶ大型美術

                                                                        • MemoRandom

                                                                          現在トーキョーワンダーサイトが主催する「アートの課題」というプロジェクトのためカンボジアに滞在しています。去年から、アジアのアーティストや、マスターアーティストと呼ばれる著名アーティストとディスカッションしたりワークショップしたりしていました。現在カンボジアで滞在制作・リサーチをしていて、報告展は3月10日に渋谷のワンダーサイトで開催されます。 facebookのアルバム http://on.fb.me/Adc2Kk ボランティア出演者募集 「横浜の下町で100人ダンスしましょう。」 来たる10月10日に横浜若葉町で撮影を行います!! 岩井優の新作「ダンス・クレンジング社交ダンス」 のボランティア出演者を募集します。商店街の一角を100人の出 演者が思い思いのダンスを繰り広げます。経験不問、男女部門で す。(当日簡単な動きを指示します) 《日時》 2011年10月10日(月・祝)午後2時~

                                                                            MemoRandom
                                                                          • MARFA, 1996.11.1 | Living Well Is the Best Revenge

                                                                            雑誌であったか新聞であったか、先日、私はカタールに完成した驚くべきプロジェクトについて知った。それはリチャード・セラによる「East-West/West-East」という作品であり、カタールの荒涼とした砂漠に等間隔で屹立する高さ16.7mもしくは14.7mの四枚の巨大なモノリスだ。この鉄板はドイツで加工されたとのことであるが、かかる巨大かつ重量のある作品をいかに製造し、輸送し、設置したか、私の想像をはるかに絶している。インターネットの記事などを参照するならば、セラ自身もこのプロジェクトを自身のキャリアにおいても最も成功した例の一つと見なしているとのことであるから、風景の中でいかなる偉容を呈しているか大いに気になるところだ。以前このブログでも触れたことがあるが、セラにはこの作品同様、野外に垂直的なモノリスを設置した例がある。アイスランドに設置された「AFANGAR」である。極寒と灼熱、二つの

                                                                              MARFA, 1996.11.1 | Living Well Is the Best Revenge
                                                                            • Shing02、22分の新曲「日本国憲法」を公開 - webDICE

                                                                              Shing02が新曲「日本国憲法」の無料配信を5月7日0時より特設サイトで開始した。 集団的自衛権に関する憲法解釈の見直しについて様々な議論を呼ぶなか発表されたこの曲は、日本国憲法と、その第13条にある一節「生命、自由及び、幸福追求の権利」がどのような過程を経て生まれたかを、[序章] [植民地主義] [明治維新~大日本帝国憲法] [第一次世界~大戦太平洋戦争] [日本国憲法] [現代]という全6章、22分22秒にわたり描く作品。特設サイトでは楽曲のフリーダウンロードができるとともに、歌詞も掲載されている。 憲法の歴史を13世紀初めのイギリスでのマグナ・カルタ制定まで遡り、2014年の安倍政権による閣議決定に至るまでをストーリーにした今作制作の経緯について、Shing02は次のようなコメントをwebDICEに寄せてくれた。 このプロジェクトを取り組むことになったのは、1年前に行われた横浜トリ

                                                                                Shing02、22分の新曲「日本国憲法」を公開 - webDICE
                                                                              • ガブリエル・オロスコ インタビュー(3) - ART iT(アートイット)

                                                                                不可避の様式 インタビュー / アンドリュー・マークル Ⅰ. Ⅱ. Boogie Frutti (2008), tempera and gold leaf on linen canvas, 200 x 200 cm. Ⅲ. ART iT ここまで、永久運動、摩擦、衝突、崩壊といった物質世界と、「円」との深い関係について話していただきました。そういう意味では、あなたの絵画やドローイングは幾何学的な見掛けにもかかわらず、直線による純粋な幾何学から一歩進んだところにあると言えるのではないでしょうか。 GO そうは言っても、座標軸も使っているので、円がただそこに浮かんでいるというわけではないことを忘れないでください。座標軸は、ある可能性の方向を指し示しています。点、もしくは中心といったものがありますが、それらは座標軸を通じてさまざまな可能性と相互に繋がっているのです。ひとつの円が東西南北へ、上がっ

                                                                                  ガブリエル・オロスコ インタビュー(3) - ART iT(アートイット)
                                                                                • 「もうひとつの現実」を知覚的に体験、芸術を問い直すライアン・ガンダー個展 | CINRA

                                                                                  ロンドンを拠点に活動する現代美術作家、ライアン・ガンダーによる『墜ちるイカロス―失われた展覧会』が、2012年1月29日まで東京・銀座のメゾンエルメス8階フォーラムで開催されている。 コンセプチュアルな手法で想像力を喚起させるガンダーの作品は、ニューヨークやロンドンの展示で高い評価を集めたほか、最近では日本国内でも沖縄県立博物館・美術館や福岡県の太宰府天満宮で個展を開催されたことでも話題を集めた。また、今年は『ヴェネチアビエンナーレ』や『横浜トリエンナーレ』にも参加している。 同展では、美術史における重要作品の参照や、架空のアーティストの引用といった手法を用いた作品を展示。過去・現在・未来を自在に行き来するそれらの作品群は、鑑賞者に展覧会や美術史への再考を促すと共に「もうひとつの現実」を提示するという。 また、開廊10周年を迎える同スペースの歴史にフォーカスした作品も発表。作品を前に広がる

                                                                                    「もうひとつの現実」を知覚的に体験、芸術を問い直すライアン・ガンダー個展 | CINRA